アイペット損害保険はこのほど、「ペットの名前ランキング2020」の結果を発表した。同調査は2019年4月1日~2020年3月31日、同社保険の新規加入ペット(犬・猫・うさぎ・ネズミ・鳥)を対象に実施した。

  • 2019年度 総合名前ランキング

犬・猫の総合ランキングでは、犬は「ココ」が2連覇、猫は「レオ」が3連覇を達成した。犬2位の「マロン」は2年連続、猫2位の「きなこ」は3年連続で同順位となっている。下位や圏外からランクインしたのは、犬の5位「むぎ」、8位「こむぎ」、猫の5位「ベル」だった。「ココ」「マロン」「モカ」「むぎ」「レオ」「まる」は、犬・猫共通でトップ10にランクインしている。

犬の性別ランキングでは、昨年に続き、男の子は「レオ」、女の子は「ココ」が1位だった。男の子は、9位の「空」、7位の「ルーク」を除くすべての名前が、昨年度と順位となっている。女の子は、7位「むぎ」、8位「こむぎ」が初ランクインしたほか、「もも」「はな」「さくら」など花をイメージする名前が複数ランクインした。

犬の名前ランキングの結果を過去5年間で振り返ると、男の子「レオ」、女の子「ココ」とも、5年連続でトップだった。男の子「マロン」が4年連続2位につけているなど、上位陣の順位は固定化されつつある。女の子では、8位や10位の顔ぶれが毎年入れ替わるなど、下位の変動が目立った。

  • 犬の性別名前ランキング

猫の性別ランキングでは、昨年と同様、男の子は「レオ」、女の子は「きなこ」だった。男の子では、昨年圏外の8位「こてつ」、9位「福」が2年ぶりにトップ10入りし、女の子では、9位「モモ」が4年ぶりにトップ10に返り咲いた。今年度、男の子は令和元年を象徴する新元号を連想させる「レイ」が初めてランクインしている。

猫の名前ランキングの結果を過去5年間で振り返ると、男の子は「レオ」が5年連続でトップだが、4年前の2015年度と比較すると、4割の名前が入れ替わっている。女の子は順位変動が大きく、2015年度~2017年度は、毎年約半数の顔ぶれが替わっている。

  • 猫の性別名前ランキング

犬種別の名前ランキングでは、トイ・プードル、チワワ、ミニチュア・ダックスフンドは昨年に続き「チョコ」「マロン」「ココ」などが共通してランクインした。柴犬では、和風の名前が並び、ひらがなを使用した名前が上位を占めた。

猫種別の名前ランキングでは、マンチカン1位は「むぎ」だった。「むぎ」は総合ランキングで3位、性別ランキングでも男女ともにランクインしている。スコティッシュフォールドは「まる」、アメリカン・ショートヘアは「あめ」が1位となっている。

うさぎ・ネズミ・鳥の名前ランキングでは、それぞれ最も人気が高かった名前は、うさぎは「きなこ」、ネズミは「チョコ」、鳥は「まめ」だった。多くの名前が犬・猫でも共通でランクインしており、全体の半数が食べ物に関係する名前だった。