アデコはこのほど、全国の小中学生を対象とした「将来就きたい仕事」に関する調査結果を発表した。調査は2014年に開始し、今回で6回目。調査期間は2019年12月12~17日、有効回答は900人。
男子は「野球選手」、女子は「パティシエ」が1位
小中学生に対し、大人になったらどのような仕事をしたいか尋ねたところ、男子は「野球選手」(8.0%)、女子は「パティシエ(お菓子職人)」(11.3%)が1位を獲得。「野球選手」は2年連続、「パティシエ」は2年ぶりの首位となった。
2位は男子が「サッカー選手」(6.2%)、女子が「先生(大学・高校・中学・小学校、幼稚園など)」(8.9%)、3位は男子が「会社員(サラリーマン・OL)」(5.1%)、女子が「看護師」(6.2%)と続いた。
小中学生男子のトップ10をみると、4位に「You Tuberなどの動画投稿者」(4.9%)、8位に「エンジニア・プログラマー」(3.6%)、10位に「ゲームクリエイター」(2.9%)など、デジタルテクノロジーと親和性の高い職業が3つ同時にランクインした。
中学生女子の「将来就きたい仕事」では、「先生」(12.7%)が2年連続の1位。中学生男子では、「エンジニア・プログラマー」(7.3%)が同じく2年連続の1位となった。
小学生女子の「将来就きたい仕事」では、「パティシエ」(15.7%)が1位。小学生男子では、「野球選手」(10.7%)が1位を獲得した。
また、小中学生に最も好きな教科を聞いたところ、1位は「算数・数学」(23.8%)で、選択肢の中で唯一20%を超えた。ただし、「算数・数学」は「嫌いな教科」として挙げた子どもも多く、「嫌いな教科」でも1位(23.7%)となった。