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【この記事のエキスパート】
料理家:Bibi
元国際線客室乗務員。学生時代の海外留学やCAとして海外を行き来した中で、出会ったもの、目にしたものや味わったもの等の経験を活かしたレシピを作成、料理教室「Aoiro to Ruriiro」を主宰している。
六本木卵料理専門店eggcellentの人気スイーツ‘エッグタルト’のレシピ開発をはじめ、企業やレストランのレシピ開発、メニュー考案を担当、インスタグラム運営代行の経験を持つ。
自宅教室では、ランチタイムカフェ、パンの販売、ケータリング、出張料理等幅広く活動している。2児の母。
スペインバルの定番メニュー「アヒージョ」。本格的に作るなら、陶器製専用鍋やキャンプで使える鉄製のスキレットがおすすめです! 本記事では、アヒージョ鍋の選び方とおすすめのアヒージョ鍋をご紹介します。おしゃれな女子会やホームパーティーで活躍すること間違いなし!
ワインやビールのおつまみにピッタリ!
アヒージョってどんな食べ物?
アヒージョとはスペイン語で「小さなニンニク」という意味合いをもつ、小皿料理タパスの一種です。具材をオリーブオイルとニンニクで煮込み、「カスエラ」と呼ばれる耐熱の陶器で出されるのが一般的となっています。
具材は海老やカキなどの魚介類、マッシュルームから野菜までさまざまです。煮込んだ具をそのまま食べたり、バゲットにニンニクの香りたっぷりのオリーブオイルを染み込ませたりして楽しみます。ワインやビールのおつまみにもぴったりです。
料理家に聞いた
アヒージョ鍋の選び方
通販サイトを見るとたくさんの種類のアヒージョ鍋が販売されています。自宅でアヒージョを作ったことがない方は、どんなものを選んだらよいのか悩みますよね。そこでここからはアヒージョ鍋を選ぶときのポイントをご紹介します。
【1】素材で選ぶ
【2】直火やIHなど熱源で選ぶ
【3】耐熱温度をチェック
【4】使用する人数でサイズを選ぶ
【5】鍋の深さで選ぶ
陶器や鉄製など素材の種類や、使う人数によっても選ぶ基準は変わってくるのでぜひ、参考にしてみてください。
【1】素材で選ぶ
耐熱皿やフライパンでも調理できますが、本格的なアヒージョを作るなら専用の鍋があるとより楽しめます。スペインでアヒージョに使われる鍋は、陶器でできた「カスエラ」が使われることが多いです。
また陶器以外にも鉄製や磁器製のアヒージョ鍋もあります。アヒージョ鍋の特徴を素材別に解説します。
熱々のアヒージョを楽しみたい方は「鉄製」
アツアツのアヒージョを楽しみたいなら鉄製のアヒージョ鍋がおすすめです。重くてお手入れの手間はありますが、こまめにお手入れをすれば長く使えるのがメリットです。
お手入れをする際は洗剤を使わず、たわしで洗います。その後20秒ほど空焼きして、食用油を軽くなじませて完了です。鉄製のアヒージョ鍋はなんといっても見た目がおしゃれ。ホームパーティーなどでおもてなしをする際にも向いています。
熱伝導率が高く保温性が優れている「陶器製」
陶器製は熱伝導率がよく保温性にすぐれていて、おいしいアヒージョを作りやすいのがメリット。衝撃に弱く割れやすい一面もありますが、素材にじっくりと熱を伝えることができ、食卓に出したあとも温かさを維持しやすいです。
スペインで一般的な「カスエラ」もこの陶器製で、一般的には丸型で浅く持ち手がないのが特徴。アヒージョを本格的に作りたい方には、本場でもよく使われている陶器製がおすすめです。
お手入れがカンタンな「磁器製」
和食器にも使われている磁器は、表面がツルツルしているのが特徴です。電子レンジや食洗機が使える場合が多く、洗いやすいというメリットがあります。鉄製・陶器製・磁器製の3つのなかではもっとも使いやすく、お手入れがカンタンです。
保温性が低めなので料理が冷めやすい傾向もありますが、なるべくお手入れに時間をかけたくない方は磁器製のアヒージョ鍋が使いやすいでしょう。
【2】直火やIHなど熱源で選ぶ
アヒージョは本場スペインでは直火で調理するのが一般的。ほとんどのカスエラはIH対応不可なものが多いため、ふだんIHを使うご家庭は購入の際に注意が必要です。
ただし、なかにはIH対応のアヒージョ鍋もあるので、IHコンロを使うご家庭は事前に対応しているか確認しておきましょう。
本格的に使いたい方は「直火対応タイプ」
カスエラは陶器で作られているのでほとんどのものが直火に対応しています。直火を使って具材をオリーブオイルとニンニクで煮込むと、アツアツでおいしいアヒージョに仕上げられるでしょう。
また鉄製も直火に対応でき、磁器製は直火可能なものとそうでないものがあります。本格的に使いたい方は商品を購入する際に使用方法をよく読んで、直火に対応したアヒージョ鍋を選んでくださいね。
家庭がIHなら「IH対応タイプ」
基本的に直火で作るアヒージョですが、IHコンロに対応しているアヒージョ鍋を使えばIHで作ることも可能です。ただしアヒージョ鍋はIHに対応していないものが多く、選びにくさを感じるかもしれません。
その場合はアヒージョ鍋として売られているものではなく、浅型の鍋を検索してみるのもひとつの方法です。たとえばスキレットという鉄製の小さなフライパンでもアヒージョは作れます。
【3】耐熱温度をチェック
ガスコンロの温度は1700℃前後といわれています。陶器製のカスエラのほとんどは日本の一般家庭のガスコンロに対応しています。
けれどカスエラは急激な温度変化に弱いという性質があります。そのため使用する際は、カスエラの底のじかに火があたるところを水で湿らせてから火にかけるようにしてください。
【4】使用する人数でサイズを選ぶ
アヒージョ鍋は12cmくらいのサイズから販売されています。12~15cmくらいまでなら1~2人用。3人分以上であれば15cm以上の大きなものをおすすめします。
ただしアヒージョ鍋をほかの料理に活用する予定がなかったり、使用頻度が低くなりそうなら、3人以上の利用でも12~15cmのものを選んでもいいでしょう。用途と人数をもとにしてアヒージョ鍋を選んでみてくださいね。
【5】鍋の深さで選ぶ
アヒージョ鍋は商品によって鍋の深さもさまざまです。浅型はアヒージョを作るのに都合がいい形状ですが、代わりにほかの料理に活用しづらい傾向もあります。
アヒージョだけに使いたい場合は浅型、ほかの料理にも使いたいのであれば深型の鍋を選ぶことをおすすめします。
アヒージョ作りだけに使用するなら浅めがおすすめ
アヒージョだけを作るなら浅めのアヒージョ鍋がおすすめです。浅い鍋は具材がオリーブオイルに浸りすぎず、少量のオリーブオイルですむというメリットがあります。
また調理したあと器に移しかえずにそのまま食卓に出すことを考えると、浅いアヒージョ鍋のほうが見た目もきれいです。
グラタンなど多目的使用する方は深めがおすすめ
アヒージョだけではなくグラタンなどの料理にも使いたい場合は、深めの鍋がおすすめです。アヒージョを食べるときに具が見えにくくなる一面もありますが、どんな料理にも対応できるというメリットもあります。
アヒージョを作る機会がそこまで多くない方や、少ない器で使いまわしたいという方は深めの鍋を選んでみてもいいでしょう。
>> 料理家 Bibiさんからのアドバイス
【エキスパートのコメント】
多くの人に好まれやすいアヒージョの調理方法は意外とかんたんです。コツさえ掴んでしまえば、いろいろな食材でアヒージョを楽しむこともできます。
アヒージョ鍋の価格はお手ごろなので、ひとつと言わずいくつか購入してパーティーで2~3品のアヒージョを楽しむのもおすすめ。お鍋自体もかわいいものが多いので、アヒージョ以外の料理でも楽しめそうなお鍋を選んでみてくださいね。