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エアコンの設置工事やエクステリア工事などに使われるコアドリル。振動用や複合材用、水がなくても使える乾式のものなどさまざまな種類があり、なにを選んだらよいか迷いますよね。本記事ではそんなコアドリルの選び方とおすすめの商品を紹介します。
コアドリルとは
コアドリル(ビット)は建物の壁やコンクリートに円筒状の穴をあけるための工具で、振動ドリルやハンマードリルなどに取りつけて使います。似たようなものにホルソー(ホールソー)という工具がありますが、木材など穴をあけられる対象物が限定されコンクリートや複合材を使った壁などの穴あけはできません。
ダイヤモンドコアドリルは大型の穴あけ専用電動式ドリルです。コンクリートや石材、鉄筋コンクリートなどに穴をあけることができます。
■ドリルの種類
コアドリルには、おもに振動用、複合材用、ALC用、マルチ用、水を使わず穴をあけられる乾式タイプのコアドリルがあり、穴をあける対象物や用途によって使い分ける必要があります。ここでは、コアドリルの種類別の特徴について詳しく説明します。
▼「振動用コアドリル」はコンクリート・レンガ・モルタルに
振動や回転を最大限生かせる刃先形状をした振動ドリル専用のコアドリルです。
穴をあける対象物を砕きながら穴をあけるので、ひび割れも起きずキレイに穴をあけることが可能です。モルタルやブロック、レンガなどの穴あけに適しています。
▼「複合材用コアドリル」複合材などの開けにくい素材に
金属張りのサイディング材やステンレスが張ってある木材など、複合材の穴あけに特化したコアドリルです。
内刃が外刃よりも飛び出ている刃先形状が特徴で、釘や鉄板が入り込んでいる壁も安心してあけることができます。
▼「ALC用コアドリル」は頑丈なALCパネルに
ALCパネルには、補強筋としてピアノ線や鉄筋が組み込まれているため、通常のドリルでは穴があけにくいです。
ALCパネル専用のコアドリルは、特殊な刃先形状により壁材と一緒に鉄筋やピアノ線を同時に砕き、しっかり穴をあけることができます。
▼「マルチ用コアドリル」は石膏ボードからベニヤ板などに
名前のとおりさまざまな建材、壁材の穴あけが可能なコアドリルです。
モルタルやブロックはもちろん、サイディング材、複合材、石膏ボード、塩ビ板、木材、薄い鉄板などあらゆるものの穴あけが可能です。刃先の形状はメーカーにより違いがあります。
▼「乾式タイプのコアドリル」は乾燥した状態のものでも切断可能
水を使わずに鉄筋コンクリートの穴あけができるコアドリルです。
鉄筋コンクリートだけでなく、ヒューム管や陶管、塩ビ管、瓦の穴あけも可能です。水をつかう湿式のコアドリルに比べ刃先の消耗が早いのがデメリットではありますが、水を使うことができない現場で穴をあけるときに重宝します。
コアドリルの選び方
それでは、コアドリルの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の3つ。
【1】取りつけ軸の形状
【2】口径のサイズ
【3】穴の直径・深さ・対象物の素材
上記の3つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】取りつけ軸の形状をチェック
ドリル刃やコアドリルの軸のことを「シャンク」と呼びます。コアドリルと使用する電動工具のシャンクのタイプが合致していないときちんと取りつけることができません。
コアドリルには、ストレートシャンク用、SDSシャンク用などがあります。そのため、お手持ちの電動ドリルがどの形状のシャンクなのかを確認する必要があります。また、ダイヤモンドコアドライバーでは、M27、M18、Aロッド、Cロッドなどの取りつけ規格がありますので確認が必要です。
▼ストレートシャンク
振動ドリルで使われているのが、ストレートシャンクです。固定部分は爪でビットを固定するチャック式。軸の形状は丸く、先端から軸まで同じ径(太さ)なのが特徴で、サイズは10mm、13mmと2種類あります。
どちらのサイズにも対応している兼用タイプのコアドリルも多いですが、兼用タイプでないものもありますのでチャックのサイズを今一度確認しておきましょう。
▼SDSシャンク
一部のハンマードリルで使われている、付け根の部分に溝が入っている特殊な形状のシャンクです。SDSというのはドイツ語で「差し込み・回すと・固定される」という意味で、工具なしで着脱が可能なのが特徴です。
SDSシャンクには、軸の太さが10mmのSDSプラスシャンクと、軸の太さが18mmのSDSマックスシャンクの2種類があります。
【2】口径のサイズをチェック
コアドリルを使って穴をあけるとき、どれくらいの大きさの穴をあけるかによって、選ぶコアドリルのサイズは変わります。種類やメーカーにもよりますが、小さいものだと20~25mm、大きなものだと200〜220mm程度のものがあります。
また、どれくらいの深さの穴をあけられるかを数値で表した有効長も重要。厚い壁に穴をあける際は何度も穴あけ作業をする必要があります。
【3】穴の直径・深さ・対象物の素材をチェック
コアドリルは、かんたんにいうと深い穴をあけるドリルになります。ホールソーも穴あけドリルですが、コアドリルはホールソーよりも深く穴をあけることができます。コアドリルの選び方は、あけたい穴の直径、穴の深さ、そして対象物の素材に対応しているのかで選択するようにしましょう。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)