朝日新聞出版は4月14日、AERAムック『大学ランキング2021』を発売した。価格は2,420円。

全87テーマで大学を総合評価

  • 『大学ランキング2021』表紙

本書では、「受験偏差値だけに頼らない大学評価」をコンセプトに、編集部が調査・収集したデータに基づくランキングを一挙に公開している。ランキングの項目は、就職、資格、入試、研究から、アナウンサー・読者モデルの出身校、ドラマ・映画のロケ地まで、全87テーマを用意。現在注目されている感染・免疫学など、分野別の研究力についても詳細なランキングを公表しているという。

ランキングの一部を紹介すると、病理病態学、感染・免疫学の科研費採択件数は、1位大阪大、2位東京大、3位京都大。免疫学の論文引用度指数は、1位横浜市立大、2位日本医科大、3位大阪大/慶應義塾大の順となっている。

また、アナウンサーの出身は1位が早稲田大、2位が慶応義塾大、3位が上智大。キャビンアテンダントの採用は関西外国語大、青山学院大、関西学院大の順に多いという。

巻頭特集は、「入試改革 私はこう考える」。教育現場に波紋を広げた大学入学共通テストへの英語民間試験と記述式の導入をはじめとする教育改革について、東京大学名誉教授でWAN理事長の上野千鶴子氏、東進ハイスクール・東進ビジネススクール英語科講師の安河内哲也氏ら有識者11人が、賛否を含めた未来への提案を語る。 また、巻末には全784大学の学部別就職先データも掲載し、大学ごとの強みを把握することができる。

内容は、「【第1部】 入試改革 私はこう考える!」「【第2部】 日本の大学を徹底評価 大学を知りつくすランキング87」「【第3部】日本の大学784校就職先データ 独自調査による就職情報」などとなっている。