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【この記事のエキスパート】
空間デザイン・DIYクリエイター:網田 真希
「インテリア空間デザイン」「スタイリング」「写真」「テレビ撮影」「監修」「執筆」などフリースタイルにて幅広く活動中。
予算100万円で自身が住む自宅をフルリノベーション、古材、流木などを使った家具作りが話題となり、様々なメディアにて取り上げられている。
幼少期から物作りが好きで、何でもまず作ってみる、やってみる精神、そんな好きが高じて、趣味から現在のお仕事に発展。
電流測定や電圧測定、抵抗測定などに使われるテスターですが、アナログやデジタルなど、アイテムによって使い勝手が異なります。ここでは、アナログ・デジタル、マニュアル・オートレンジ、電流測定や電圧測定、抵抗測定などに使われるテスターの選び方とおすすめ商品をご紹介し。そのほか有名メーカーも詳しく説明しています。
テスターとは
テスターは、マルチメーターや回路計とも呼ばれています。内部の回路を切り替え電流や電圧などを調べる目的で使うアイテムで、多くは家庭での車やバイクの整備、家電の修理のときなどに使用されます。
テスターには商品や種類によってさまざまな違いがあるので、あらかじめなにが自分に適しているのかを把握しておきましょう。
テスターの選び方
それでは、テスターの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記のとおり。
【1】測定結果の表示様式
【2】テスターの種類
【3】測定レンジの切替タイプ
【4】検電テスターなど
上記のポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】測定結果の表示様式で選ぶ
テスターにはおもに、アナログ式とデジタル式のふたつの種類が存在します。どちらがすぐれているということはないので、用途や熟練度に合わせて選びましょう。それぞれ特徴やメリット・デメリットが異なりますからよく確認してください。
アナログ式|数字の変化を確かめたい時に
電流や電圧の変化を目で確かめることができるのがアナログ式です。針と目盛りで視覚的に表示させるタイプで、電気が通ることにより針が動いてくれます。デジタル式に比べると、リーズナブルな価格で購入可能です。
目盛りを読む必要があり、慣れていない人は面倒に感じるかもしれません。さらに、専門性が高いものでは、計測範囲の切り替えスイッチが多かったり、電極を間違えてしまう危険性などがあります。アナログ式を使う場合は、しっかりと使い方を把握しておく必要があるでしょう。
デジタル式|正確さと便利さを重視する時に
数値の正確さや便利さを求める方には、デジタル式がおすすめです。デジタル式の場合は測定した数値が液晶画面に表示されます。測定した結果が正確な数字となってあらわれるので、目盛りを読み間違える心配がありません。
さらに判定範囲の切り替えスイッチが、アナログ式に比べて少ないのではじめての方でも比較的かんたんに扱うことが可能です。またそれ以外にも、ペン型やポケットに入る小型のもの、カード型など形状もさまざまで持ち運びに便利なものもあります。商品によっては交流電流の測定やオートパワーオフなど、多彩な機能が備わっていることがあるのも特徴のひとつです。
【エキスパートのコメント】
数値を読むか、変化を調べるかを確認しよう
テスターは大きく分けて、アナログ式とデジタル式に分類できるかと思います。そのため、数値の変化を調べたいのならアナログ式、正確な数値のみを瞬時に計測したいのならデジタル式から選ぶとよいでしょう、そしてそのなかから、大きさや価格などで自身にあったテスターを見つけてください。
【2】テスターの種類で選ぶ
テスターにはさまざまな形状があります。持ち運びがかんたんにできるもの、ペン型など商品によって形も違えば大きさも異なります。用途に合わせて、自分にとって使いやすいものを選びましょう。
ハンディタイプ|持ち運びが多い方向き
気軽に持ち運んで使いたいなら、ハンディタイプがよいでしょう。持ち運びやすく多機能なものが多いので、なにがいいのか悩んだときにはハンディタイプがおすすめです。メーカーごとにいろいろな機能が搭載されていて、とりあえずひとつ持っておけばいろいろな場面で活躍してくれますよ。
また、アナログ式は測定範囲のスイッチやメーターの都合上、ハンディタイプが多い傾向があります。
ポケット型・カード型|コンパクトに持ち運びたい方向き
ポケットに入れてコンパクトに持ち運ぶなら、ポケット型やカード型がいいでしょう。ポケット型・カード型は、直流の電圧測定や抵抗の測定、導通のチェックなどシンプルな機能のみのものがほとんどで、多くの機能は必要ないという方にもぴったりです。
価格も手ごろでシンプルなので、初心者でもかんたんに使えます。測定範囲はかなり限られてしまうこともあり、ものによっては範囲外となって使えないことがあるので注意しましょう。
ペン型|狭い場所で使う方向き
狭い場所でもさっと使いたいなら、ペン型がおすすめです。ペンのような形をしていて、カード型よりもさらにスリムになっています。本体も小さく、テストリードがつながっているのが特徴です。
狭い場所でも手軽に測定できて、とても便利です。その反面、基礎的な測定機能しか備わっていないので、用途をよく検討してから購入しましょう。
ピンセット型|細かい作業に使う方向き
ピンセットのような形状をしているのが、ピンセット型のテスターです。こまかい作業に適していて、回路をチェックするような作業に重宝するでしょう。ピンセット型の本体にテストリードが左右にひとつずつついています。片手でかんたんに測定ができ、ハンダづけの確認など電子工作に向いています。
ただし、このタイプも最低限の機能しか搭載されていないので、自分の使いたい場面で使用できるかはチェックしましょう。
【3】測定レンジの切替タイプで選ぶ
テスターには、マニュアルレンジとオートレンジの製品があります。乾電池なのか、車のバッテリーなのか……測定したいものによって必要となる測定レンジは変わってきます。
測ることのできる電圧の大きさには限りがあり、うっかり低い測定レンジで大きな電圧を測ってしまうと、故障や事故につながりかねません。なにをどのくらいの頻度で測るのか、あなたの技術の熟練度にも合わせて選択しましょう。
マニュアルレンジ|対象物が決まっている場合に
テスターを使用したい対象の機器などが決まっているのであればマニュアルレンジがおすすめです。対象物が決まっていれば、測定レンジはある程度判別が可能ですからマニュアルで設定可能です。
比較的安価ですし、測定するものが限られているのであればマニュアルレンジタイプで充分でしょう。
オートレンジ|対象物が決まっていない場合に
対象物が決まっていない、いろいろなものを測りたい場合はオートレンジがおすすめです。測定する対象物がどの程度のものなのか、判別がつかないときにも測定レンジを自動で変更してくれます。
自分で変更する手間が省けるので、ラクに作業できるでしょう。デメリットは、マニュアルレンジに比べて高価なものが多いことです。
【4】検電テスターなどをチェック
車やバイクいじりの際に、電気が流れているかどうかや、電気が流れるタイミングを知りたいという場合には、「検電テスター」も選択肢に入ります。電装品を接続する配線コードを誤らないためにも、通電しているかの確認は必須。単機能なぶん、リーズナブルな価格で手に入りますよ。
使い方も比較的かんたんなので、初心者の方にもおすすめ。検電テスターは、直流電流の測定専用のため、交流電流には使用できない点に注意してください。
有名メーカー・ブランドの特徴
ここからは、テスターを販売しているおもなメーカーをご紹介します。テスター選びに迷ったら、有名メーカーから選ぶというのもひとつの方法です。
sanwa(三和電気計器)
sanwaは、昭和16年創業の老舗計測器メーカー。古くからテスターで知られる有名日本メーカーなので、信頼と実績がある企業です。デジタルテスターやアナログテスター、学校用の教材キットまで幅広く商品展開をしており、初心者の方もきっと使いやすいテスターが見つかるはず。
HIOKI(日置電機)
長野県に本社をおく、昭和10年創業の老舗計測器メーカーです。製品の機能面はもちろん、使用感や安全性の確保、デザイン性などさまざまな面でこだわって商品づくりをしています。1985年から2020年まで、計76件の商品がグッドデザイン賞を受賞。多くのファンがいるメーカーです。
Fluke(フルーク)
アメリカ・ワシントン州に本社をおく、1948年創業の計測器メーカーです。コンパクトで携帯性がよく、耐久性にすぐれた商品が多いのが特徴。品質のよさ、使いやすさも人気の理由です。
amon(エーモン)
昭和39年創業、自動車まわりのお手入れ用品などをメインに展開するメーカーです。車のメンテナンスメインでテスターを使用したい人におすすめ。通電確認ができる検電テスターを数種類販売しています。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)