久光製薬、カルビー、キヤノン、東京ガスエンジニアリングソリューションズはこのほど、栃木県宇都宮市で展開する「清原工業団地スマエネ事業」が、経済産業大臣から「連携省エネルギー計画の認定制度」の認定を取得したことを明らかにした。
「連携省エネルギー計画の認定制度」は、2018年12月に施行されたエネルギーの使用の合理化等に関する法律(以下、省エネ法)の改正で新設されたもの。複数の事業者が連携して実施する省エネ事業により得られる省エネ量を事業者間で分配し、省エネ法に基づく定期報告書において報告することができる。
今回、認定を受けた「清原工業団地スマエネ事業」は、栃木県清原工業団地内で、事業所間連携により大幅な省エネを実現する事業。
久光製薬・カルビー・キヤノンの3社7事業所が、東京ガスエンジニアリングソリューションズが新設した清原スマートエネルギーセンターの高効率大型ガスコージェネレーションシステム・太陽光発電・ボイラにより作られたエネルギーを、ネットワーク化された電力自営線と熱導管を通して利用し、単独事業所では難しい大幅な省エネ・省CO2を実現している。
「連携省エネルギー計画の認定制度」は、2018年12月に施行されたエネルギーの使用の合理化等に関する法律(以下、省エネ法)の改正で新設されたもの。複数の事業者が連携して実施する省エネ事業により得られる省エネ量を事業者間で分配し、省エネ法に基づく定期報告書において報告することができる。
今回、認定を受けたことにより、連携によって得られた省エネ量を各事業所の取組みとして扱うことができ、各事業所は、実態に即した評価を受けることができるという。4社は今後も、同制度を活用しながら、事業者間の連携によるエネルギーの高度利用により環境負荷の低減に貢献していくとのこと。