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【この記事のエキスパート】
料理家:Bibi
元国際線客室乗務員。学生時代の海外留学やCAとして海外を行き来した中で、出会ったもの、目にしたものや味わったもの等の経験を活かしたレシピを作成、料理教室「Aoiro to Ruriiro」を主宰している。
六本木卵料理専門店eggcellentの人気スイーツ‘エッグタルト’のレシピ開発をはじめ、企業やレストランのレシピ開発、メニュー考案を担当、インスタグラム運営代行の経験を持つ。
自宅教室では、ランチタイムカフェ、パンの販売、ケータリング、出張料理等幅広く活動している。2児の母。
カレーや肉じゃがなど、さまざまなレシピに活用できる無水調理鍋(無水鍋)。この記事では、軽いアルミ製や熱伝導性が高い商品など無水調理鍋の選び方、ユーザーイチオシの商品、おすすめの商品をご紹介! バーミキュラ、アイリスオーヤマ、ストウブなど、人気商品を中心に厳選しました。ユーザーイチオシの商品も参考にしてください。
カレー・肉じゃが・パン・時短レシピも豊富
無水調理鍋とは?
無水調理鍋とは、水を加えずに食材そのものが持つ水分のみで調理をすることができる鍋のことです。熱伝導率がいいことが特徴で、無水での茹でる・煮るはもちろん、その特徴を利用して揚げものなども少ない油でカラッと揚がります。
無水調理をすると、野菜に含まれる水分やうまみを外に出さないので凝縮されたコクのある料理を味わえます。もちろん、栄養が流れ出ることもないので素材のおいしさを丸ごと楽しむことが可能です。食材から出汁がたっぷり出るので、濃い味つけをしなくてもいいのもうれしいポイント。
素材を入れるだけでかんたんにヘルシーな料理ができる無水調理鍋は、健康志向の人にもおすすめの商品です。ここからは、その魅力をひとつずつ解説していきます!
無水調理鍋は「密封性」が一番重要
無水調理鍋は高い密封性で素材本来の旨味を閉じ込めながら調理してくれます。密封性を高めるためにも鍋蓋にもある程度の重量が必要になってきます。
そうなると、鍋自体重い商品が重いという懸念点も上げられます。購入する前には必ずお家の収納スペースを確認してから、キッチンの収納サイズと使い勝手がいいものを選びましょう。
なお、よく比較される圧力鍋との違いは密封の仕方。ゴムパッキンで密閉する圧力鍋とは違い、無水調理鍋は水の膜で密閉します。そのため、無水調理鍋の方が蓋の構造がシンプルでお手入れもしやすいです。
無水調理鍋でどんな調理ができる?
【無水調理鍋でできる調理】 ※一部の商品は対応していない調理方法もあります。
●蒸す
●ゆでる
●煮る
●炊く
●焼く
●揚げる
1台6役で、調理器具界の万能選手といっても過言ではありません。熱伝導がいいので、どんな料理もムラなく仕上げることができるのが特徴です。
また、無水調理鍋でつくる料理は、鍋とフタとの間にできる水の膜(ウォーターシール)によって密閉できるという特徴があります。圧力鍋と違い、適度に圧力が逃げていくことによってバランスがよく、調理中に手を加えることもできます。同じ食材を使ってもふだんの鍋とは違った味わいに仕上がりますよ。
素材・サイズ・IH・電気式
無水調理鍋の選び方
ここからは、無水調理鍋の上手な選び方をご紹介していきます。ポイントは下記のとおり!
【1】対応熱源のタイプ
【2】作りたい料理に合った「形状」
【3】人数に合ったサイズ
【4】使い勝手にあわせた「素材」
【5】鍋底の厚さ
【6】ウォーターシール効果の高さ
【7】さらにあると便利な機能
【8】お手入れのしやすさ
それぞれ解説しているので、ぜひ参考にしてください!
【1】対応熱源のタイプで選ぶ
一般的な無水調理鍋はガスコンロ対応ですが、ほかのものを熱源とした無水調理鍋もあります。オール電化でも使えるIH対応のものや、炊飯器のように使える電気式などもあります。
せっかく買っても、生活に合っていないと無駄になってしまいます。無水調理鍋を選ぶときは、まずご家庭のコンロの種類やふだんの生活スタイルを確認しましょう。
IH・ガス火式|純粋に無水料理作りを楽しみたい方に
無水鍋には、IHやガス火で使うタイプと、電気式タイプがあります。時短目的ではなく、純粋に無水料理を楽しみたい方は、ガス火やIH式を選ぶのがおすすめです。
ご家庭で使用している熱源がIHコンロである場合は、必ずIH対応の鍋かどうかをチェックしましょう。商品によってはガス火対応のみの鍋もあるため、購入する際には注意が必要です。また、ご家庭のIHコンロのサイズによっては使用できない場合もありますので、サイズのチェックもお忘れなく。
また、今後引っ越しなどの予定があるのであればガス・IH両対応のものを選ぶのもおすすめです。決して安い買い物ではないので、長い目で見て判断をしましょう。
電気式|忙しい方・初心者さんに
時短で料理を完成させたいという人におすすめなのが電気式の無水調理鍋です。電気式無水調理鍋は仕事からの帰りが遅い人や、ゆっくりと料理をする時間のない忙しい人にぴったり。炊飯器のように材料を入れたら自動で調理ができるのが特徴です。
食材を入れておき、設定をしておくことで自動で火加減を調整してくれる機能もあるので、調理しながら家事や仕事をすることもできます。商品によってはかき混ぜる機能までついているものもあります。小さなお子さまがいるご家庭でも、赤ちゃんのお世話をしながらお料理できちゃいます!
【2】作りたい料理に合わせて「形状」を選ぶ
無水調理鍋を買うときに重要なのが、鍋本体の形状です。使用する人や用途に合わせて丸型、楕円形、浅型、深型とあり、それぞれ特徴が異なります。形状によって得意とする調理方法も変わるので、自分が無水調理したいものにあわせて選択をしましょう。
丸型|用途を限定しないで使える
さまざまな料理に使用できて、もっともスタンダードなのが丸型の無水調理鍋です。焼きものから揚げものまで、さまざまな料理に使用できるため、ご家庭にひとつあるだけでとても便利です。
はじめて購入する人は、まずは丸型から購入してみるのがいいかもしれません。
楕円型|肉や魚などを丸ごと調理可能
肉や魚を丸ごと調理するときにちょうどいいのが楕円型の無水調理鍋です。細長い形をした野菜やナス、トウモロコシもそのまま調理することができてとても便利。
形が特殊ですので、そのままテーブルに出してもおしゃれな印象を与えることができ、人数が多くても箸を伸ばしやすいです。
浅型|パエリアなどお米料理におすすめ。軽くて持ち運びもラク
軽くて底が浅いのが浅型の特徴で、お米を炊いたり、パエリアの調理や煮ものにも適しています。全体的におしゃれなデザインのものが多く、そのまま食卓に出しても違和感がなく、見栄えもいいです。
ひとつあるだけでさまざまな料理が作れますので、汎用性の高さはピカイチ。鍋ごと食卓に出せば洗い物が減り、後片付けもラクチンです。
深型|味噌汁やカレーなどに
スープ系のものを多く作るのであれば、深さは必須。スープ類やカレー、シチューなどを作るときには、こぼれたりしないよう深手のタイプを選ぶことをおすすめします。
とくにデトックスやダイエットをしたい人がよく作る野菜スープでは、無水調理鍋の性質をより活かすことができ、野菜そのものの栄養や水分をしっかりと閉じ込めることができます。野菜スープだけではなく、大人数で鍋を囲むときにもぴったりです。
【3】人数に合ったサイズを選ぶ
【鍋のサイズに適した人数の目安】
●16~20cm:2人
●20~24cm:3~4人
●24cm以上:5人以上
”大は小を兼ねる”といいますが、大きければよいということではありません。大きいとその分、食材に熱が通るのに時間がかかり、お手入れや収納も大変になります。定番サイズは20~24cm。このサイズは、デザインも豊富にあります。また、人数が少なくても、一度に多く作って作り置きしたい場合は大きめサイズを選びましょう!
(★)プロからのワンポイントアドバイス
【エキスパートのコメント】
無水調理鍋はたくさんの種類が販売されていて、購入するときに悩んでしまいますが、これも楽しみのひとつです。使うシチュエーションや少し先の未来を予想しながら購入するのがおすすめ。
大きさが一番悩むポイントですが、少し大きめサイズを選ぶのがコツです。
【4】使い勝手にあわせて「素材」を選ぶ
無水調理鍋の素材は大きく分けてアルミ製、ステンレス製、鋳物、ホーロー、セラミックなどがあります。それぞれ特徴や調理をする際のポイントが異なるのでチェックしていきましょう!
アルミ|熱伝導性が高い
アルミ製の無水調理鍋は厚手ながらも軽量で耐久性にすぐれているのが特徴です。それだけではなく、幅広い調理に対応できるメリットもあります。
そして、一番の特徴は熱が伝わりやすいこと。火にかけてからすぐに全体的に熱が広がるので時短料理に便利。高温調理をすると底が焦げついてしまう可能性があるので低温で調理すると安心です。また、軽量なため持ち運びが便利で、食卓へラクに移動することができます。
ステンレス|保温性が高く頑丈
ステンレス製はアルミ製に比べると熱が伝わりにくく、丈夫で長持ちするのが特徴です。一度熱が伝わり全体が温まれば、保温性にもすぐれています。
アルミ製の無水調理鍋と同じく高温調理をすると底が焦げてしまう可能性があります。しかし、多層構造となっている製品は焦げつきにくく、お手入れもカンタン。購入直後は油のなじみが悪いので、表面加工をしているものか、最初に加熱をしてから食材を入れることをおすすめします。
鋳物|熱伝導・保温性がどちらも高い
使用できる範囲が広く、ご家庭だけではなくアウトドアでも使用できるのが鋳物の特徴です。熱がゆっくりと伝わるので焦げつきにくく、フタが重く密封できるので素材の旨みをしっかりと閉じ込めることができます。
コンロで直接火をかけて調理するだけでなく、鍋ごとオーブンに入れてもOK! サビやすいというデメリットがありますが、お手入れをていねいにすることで長持ちしますよ。
ホーロー・セラミック|畜熱性が高く余熱調理ができる
蓄熱性が高く、おしゃれなデザインなのでインテリアとしても使用できるのがホーローやセラミックの特徴です。発色のいい素材を使用した鍋の表面は温かみがあり、おしゃれに料理をしたい人にもおすすめ。
表面がツルツルしているので汚れが落ちやすく、メンテナンスもカンタン。洗い物が面倒な人でも気軽に調理をすることができます。セラミックなら電子レンジで温めなおすこともできますので、一家に一台あると便利です。
【5】初心者には鍋底が厚いものがおすすめ
鍋底の厚さによって熱の伝わりやすさが変わります。料理に慣れていない方やさまざまな料理に挑戦したい方は、鍋底が厚い無水調理鍋がおすすめ。熱がゆっくりと伝わるので火加減を調整しやすく、焦げ付きにくいのもポイントです。
鍋底が薄いものは熱が早く伝わるので、時短料理をしたい方には便利です。しかし、火加減を調整するのが難しいので、慣れるまでは扱いづらく感じるかもしれません。
【6】美味しく仕上がる! ウォーターシール効果の高さに注目
素材をより活かして無水調理をするのであれば、ウォーターシール効果の高さにも注目しましょう。通常の鍋は、フタをしても鍋との隙間から水分や栄養が外に逃げてしまいます。しかし無水調理鍋は、ウォーターシールと呼ばれる水蒸気の被膜をつくる仕組みが備わっています。
ウォーターシールは、密閉度が高ければ高いほどできやすいです。また、フタにこまかい突起や溝があるものは発生した水蒸気を循環させ、鍋内の温度を均一に保って加熱する効果があります。ウォーターシール効果がどれほど期待できるかにも注目して選びましょう。
【7】さらにあると便利な機能で選ぶ
無水調理鍋も商品によってさまざまな使い方があります。より便利に使用するためにも、目的に合った機能がある鍋を選びましょう。
アウトドア向き、電子レンジ対応など、便利な機能のついた無水調理鍋は豊富にあります。それぞれの特徴や弱点を確認しながら、あなたの目的に合わせてぴったりの商品を選んでみてくださいね。
表面加工|食材のこびりつきを防げる
加熱調理をするときに、鍋底に食材がこびりつくとストレスがたまるもの。そこで、鍋の表面にこびりつかない加工が施されたものを選びましょう。
例えば、食材がくっつきにくいフッ素樹脂加工やセラミック加工、凹凸のあるエンボス加工などがあります。
フライパン・グリル皿にもなる|アウトドアで大活躍!
直火でフライパン代わりとして使用したり、グリルの皿替わりとして使用できればアウトドアでも大活躍。限られた環境でも、おいしい料理ができれば幸せですよね。
耐熱温度や使用できる環境は異なりますが、直火対応でアウトドアで使用できるものなら鋳物の無水調理鍋がおすすめです。キャンプにひとつ持っていけば料理の幅も広がり、より楽しむことができますよ。
電子レンジ・オーブン対応|無水鍋をフル活用できる!
電子レンジやオーブンでの調理に対応している無水調理鍋もあります。電子レンジ対応のものであれば、コンロで調理をした後にひと手間加えたり、調理が終わってから再度温めることもOK。
表面に焼き目をつけたいときは、オーブン対応の無水調理鍋が重宝します。さまざまなシチュエーションを想像しながら選ぶと、よりよいお買いものができますよ。
【8】お手入れのしやすさで選ぶ
汚れの落ちやすさも無水調理鍋を選ぶときには重要です。せっかくおいしい料理を作ったのに鍋を洗うのが面倒だったら、もう使いたくなくなってしまうかもしれません。
そうならないためにも、セラミック加工をしている製品を選ぶのをおすすめします。鍋の表面にセラミック加工がしてある無水調理鍋なら、汚れが落ちやすくて洗うのが苦になることはありません。丈夫で長持ちするうえ、デザインもおしゃれなものが多いです。購入の際には、洗う手間のこともイメージしてくださいね。
アイリスオーヤマ・バーミキュラ・HALムスイなど
無水調理鍋の人気メーカー・ブランド
どの鍋を購入したらよいのか迷ったときはブランドで選ぶのもありです。値段と使いやすさから選ぶならアイリスオーヤマ。ほかのブランドよりも比較的値段が安く、デザイン性もすぐれています。
性能のよさや機能で選ぶなら、国産のHALムスイやシャープ製のものは自動調理機能などがついており、一度セットしてしまえばカンタンに調理をしてくれます。それぞれの特徴をくわしく説明していきましょう!
ストウブ|機能性で選ぶなら
フランスのメーカー「STAUB(ストウブ)」は、鍋作りのこだわりがピカイチ。無水ホーロー鍋=ストウブと思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
熱伝導性・保温性にすぐれており、ストウブ独自の黒マットエマイユ加工で焦げつきにくく、お手入れもラクラク。旨みを凝縮し、風味豊かな食材本来の味を味わいたい人におすすめのお鍋です。
アイリスオーヤマ|コスパ重視なら
コスパで考えるなら、おすすめブランドはアイリスオーヤマ。家電全般でコスパがよく、デザインもおしゃれなものが多いのが特徴です。
アイリスオーヤマの無水調理鍋にはご飯がふっくらと炊けるものもあり、セラミックコーティングされたものなら耐摩耗性にもすぐれています。値段のわりに長持ちするので、とりあえず無水調理鍋を購入してみようと考えているなら、選択肢のひとつとして加えてみてはいかがでしょうか。
バーミキュラ|アフターサービスの良さなら
「注文から、レシピ、修理にいたるまで一生サポート。」公式HPには、こんな言葉が。バーミキュラはアフターサービスが充実しているので、お気に入りのひとつを長く使い続けることができます。万が一製品にトラブルがあった場合や、製品についてわからないことがある場合もしっかりと対応してくれるので安心です。
バーミキュラの製品は高級なものが多いですが、素材本来の味を引き出してくれます。高性能な無水調理鍋を選ぶならおすすめのブランドです。
HALムスイ|日本製にこだわるなら
国産の無水調理鍋にこだわるなら、HALムスイの製品。海外ブランドに比べてこまかいところまで精密な加工がしてあり、ご飯もふっくらと炊けます。素材の味や栄養素をしっかりと鍋のなかに閉じ込め、高温調理であっという間に完成させることができます。
ご飯以外にも煮る、焼く、炒めるなどの調理方法にも対応しており、さまざまな用途に活用できる製品も。国産メーカーのものを選びたい人におすすめのブランドです。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)