読者の皆さんは、「ハリウッドミラー」をご存知だろうか。別称「女優ミラー」などとも呼ばれている。女優さんや有名スターが目ヘアメイクをしてもらう時に、使用している鏡には最大限のメイクの美しさを際立たせるために、LEDライトなどがついていることが多い。

今回、小泉成器が提供する「ハリウッドミラー KBE-3170/S」を実際に使ってみる機会を得たので、使い勝手を紹介したい。

ハリウッドミラーとは?

まるでスポットライトを当てられているかのような派手な演出に憧れを抱いたことがある方も多いのではないだろうか。そんな女性たちの夢を叶えてくれる、と話題となっているのが「ハリウッドミラー」だ。もちろん、ただスター気分を味わうことができるミラーというわけではない。顔のパーツがしっかり見えるので、メイクをする際にその威力を発揮する。

サイズ感はどのくらい?

今回、紹介する「ハリウッドミラー KBE-3170/S」。「ハリウッドミラー」という力強いネーミングからも、大きすぎるのでは……? という疑問もあるだろう。

映画やドキュメンタリーのワンシーンで見かけるミラーは、壁一面に広がりとても一般的な女性の自宅に導入できるようなものではない。しかし、「ハリウッドミラー KBE-3170/S」の鏡のサイズは約300(W)×400(H)mmとなっており、一人暮らしの女子でも比較的気軽に導入できるサイズとなっている。重量は約2.9kg。多少の力を入れても倒れることはなさそうなので安心。耐震マットが付属している点もうれしい。

価格はオープンプライス。家電量販のWebサイトでは14,000円前後(税込)で販売されている(2020年3月2日時点)。

  • 御覧の通りメイクするのに、ちょうどよいサイズ感。ちなみに、約250(W)×300(H)mm・約2kgと、ひとまわり小さいサイズの製品(KBE-3171/S)も用意されているので、自身の利用シーンに合わせて選択可能

明るさは3パターン、シーンに合わせて切り替え可能

それでは「ハリウッドミラー KBE-3170/S」を見ていこう。まず、ミラーの周辺には合計9個の3色調色LEDライトがついている。

電源スイッチは、右下に用意されており、軽くタップすることでLEDライトを点灯/消灯でき、電源長押しで明るさを調光可能だ。いたってシンプルな操作方法なのでわかりやすい。

さて「ハリウッドミラー KBE-3170/S」の使い勝手で最も気になるのが、3色調色LEDライトだろう。こちらは利用シーン別に、ライトの色味を選択できるというもの。お肌の状態をしっかりと確認できる「昼光色」、自然な状態で、目もとやお肌を確認できる「昼白色」、レストランなどで自分のお肌が、どう映るか確認できる「電球色」が用意されている。

どのモードを選択するかで肌の見え方が変わってくるのも面白い。個人的には普段使いでは昼白色、気合を入れたい時は昼光色、落ち着いた気分の時には電球色など切り分けて使いたい。どのモードでもしっかりと肌は明るく見えるので暗いという心配はなさそうだ。

メイクで細かい部分にもこだわりたいという方にはオススメできる。光で顔全体がしっかり照らされるため、アイシャドウの色合いなどがわかりやすくなる。ハイライトとシェーディングの区別などもわかりやすくなるため、細かい調整ができそうだ。

メイクだけではなくヘアセットなどでも細かい毛などがしっかり見えるようになるので、整えやすくなる。細かいところまでしっかり見えるという点においては、眉のカットや前髪カットなどの際にも活用できる。

また何か、写真を撮りたい! という時にはライトの代わりにもなるので、いわゆる「盛れる」写真を撮ることもできる。メイクがバッチリ決まったあかつきには、記念写真を撮ってみるのもいいかもしれない。目の中央にアイキャッチがしっかり入るので、インスタグラマーのような一枚を撮ることも夢ではない。

それぞれ明るさによって写り方も変わるので、完全に写真用ライトとしての機能にも期待できそうだ。

なお、当たり前だが、LEDライトを点灯させるには電源が必要。鏡の背面のソケットに、ACアダプター・プラグを接続して利用しよう。直接電源につないでいるということもあり、電池タイプのものと比べるとより明るく感じる。


個人的な感想としては、「ハリウッドミラー KBE-3170/S」を使うことで、アイメイクの色合いの調整やファンデーションのムラなどがわかりやすくなった。また、シンプルなデザインなので部屋のインテリアとしても馴染みやすいと思う。

しっかりと存在感ある鏡なので、大きめの机やドレッサーなどに固定するのがいいかもしれない。もしくは、玄関先や棚の上などに設置して出かける前の最終チェックなどで使用するのもいいだろう。

ハリウッドスター気分を味わってみたい、メイクをする時に明かりがほしいという方にはオススメだ。