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【この記事のエキスパート】
カージャーナリスト:松村 透

カージャーナリスト:松村 透

輸入車の取扱説明書の制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトのリニューアルを担当し、Webメディアの面白さに目覚める。

その後、大手飲食店ポータルサイトでコンテンツ企画を経験し、2013年にフリーランスとして独立。現在はトヨタ GAZOO愛車紹介の監修・取材・記事制作、ベストカー誌の取材等で年間100人を超えるオーナーインタビューを行う。

また、輸入車専門の自動車メディア・カレントライフの編集長を務める。現在の愛車は、2016年式フォルクスワーゲン ゴルフ トゥーランと1970年式の古いドイツ車。妻と、平成最後の年に産まれた息子、動物病院から譲り受けた保護猫と平和に(?)暮らす日々。


自動車が走るうえで重要な役割を担っているホイールナット。この記事では、ホイールナットの注意点や選び方、、ユーザーのイチオシ、エキスパート、編集部が厳選したおすすめ商品をご紹介します。信頼できるメーカーの製品や売れ筋商品など、幅広くピックアップしました。

最強のホイールナットとは?
ホイールナット選びは注意点が多い

タイヤを固定するためのホイールナットは、車のドレスアップや軽量化、さらにはタイヤやホイールの盗難防止などにも有効です。おしゃれなものから強度にこだわりのあるものまで、さまざまなナットがあります。

しかし、ホイールナットはサイズや形状、車種の違いによって、取り付けられない、もしくは破損につながり、大事故になる可能性も考えられます。

そこで、カージャーナリストの松村 透さんに、安全に、安心して車を運転するためのホイールナットを選ぶポイントを教えていただきました。こちらを参考に、自身で最強と思えるホイールナットを選んでくださいね。

(★)ポイント:ホイールナットを交換する目的を明確にしよう

【エキスパートのコメント】

ホイールナットは、自動車の生産工場で組み立てが完了した時点で装着されているもの。わざわざ交換する必要があるとしたら、「ドレスアップ」「軽量化の一環」「盗難防止」の3つにしぼられるのではないかと思います。

おしゃれは足元からというように、さまざまな形状およびカラーリングのホイールナットが売られています。さりげないドレスアップとしておすすめです。その一方で、盗難防止のための「ロックナット」も存在します。

一度交換したらよほどの事情がないかぎり使い続けるものだけに、これは! と思えるホイールナットを選びたいところです。

ホイールナットの選び方

それでは、ホイールナットの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは以下です。

【1】ホイールに正しく装着できるか
【2】ナットの素材
【3】「貫通式」と「袋式」の違い
【4】盗難防止つきのロックナットか
【5】粗悪品でないかどうか

上記のポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。

【1】ホイールに正しく装着できるかチェック

ホイールナットは形状やサイズなど幅広い種類があり、取りつけるホイールに合わせて選ぶことが不可欠です。そこで、まずは自分のホイールに合うかどうかをチェックして、きちんと装着できるものを選びましょう。

▼ハブボルトのサイズを合わせる

出典:Amazon

ホイールを固定する「ハブボルト」は、メーカーやタイヤによってサイズが変わります。ハブボルトのサイズは、ボルトの直径、ネジピッチ、二面幅、全長の4つのポイントから判断します。

ただ、これらのポイントはすべてチェックしておく必要があり、どれかひとつが合わないだけでしっかり装着できない場合があります。きちんとハブボルトを測定しておき、ボルトに合うホイールナットを手に入れましょう。

▼形状もきちんとチェック!

出典:Amazon

【エキスパートのコメント】

ホイールナットにはさまざまな素材が使われているだけでなく、座面の形状にも種類があります。もっともポピュラーなのは「テーパー座」ですが、ほかにも主にトヨタ車で採用されている「平面座」や、ホンダ車で使われていることが多い「球面座」などがあります。

せっかく購入しても形状が合わなければ取りつけられません。自分の愛車の形状を確認して、規格に合ったホイールナットを選ぶようにしてください。

【2】ナットの素材をチェック

同じサイズのナットでも違いが現れるのが、使用されている素材です。素材によって見た目や使いやすさが異なるため、自分の使い方に合う素材のナットを見つけましょう。

▼種類も豊富で扱いやすい「スチール」

出典:Amazon

ホイールナットのなかでも使われている機会が多い素材が「スチール」です。サイズや形状などの種類が豊富なため、自分のホイールに合うナットを見つけやすいのが特徴です。

また、手ごろな価格帯や耐久性の高さなど、実用的な使いやすさも魅力のひとつ。はじめてホイールナットを購入する方でも、扱いやすいナットです。

▼カラーがおしゃれな「ジュラルミン」

出典:Amazon

ホイールナットの見た目にもこだわりたい人には「ジュラルミン」がぴったりです。ジュラルミン製のホイールナットはカラーバリエーションが豊富で、オーロラカラーなど珍しい色味のナットも手に入れられます。

さらに、ジュラルミンは強度が高いため耐久性の面でもすぐれています。ホイールのワンポイントとして活用したい人は、ぜひジュラルミン製のホイールナットをチェックしておきましょう。

▼耐久性が高い「クロモリ」

出典:Amazon

ホイールは水や砂、泥など、さまざまな刺激を受けてしまう部分。そこで、実用性や耐久性を重視してナットを選びたいなら「クロモリ」のホイールナットを選びましょう。

クロモリは、レーシングカーにも使われるほど耐熱性や耐久性が高い丈夫な素材。それでいて軽量化されているので扱いやすく、運転などにも悪影響を与えません。

▼品質を重視するなら「チタン」

出典:Amazon

より品質の高いホイールナットを求めるなら「チタン」のホイールを選びましょう。チタンは軽量で耐久性が高いだけでなく、水濡れによるサビにくさも魅力的で、安定した使いやすさを発揮してくれる素材です。

性能的にすぐれているためホイールナットのなかでも高額なアイテムですが、自動車へのこだわりが強い人ほど満足できるでしょう。

(★)ポイント:素材ごとの特徴を掴んでおこう

【エキスパートのコメント】

ホイールナットに使われる素材にはさまざまな種類があります。
もっともポピュラーなのがスチール製。新車時に装着されているホイールナットはほぼスチール製でしょう。

軽量化にこだわるならチタン製。堅牢(けんろう)さと耐熱性にこだわるならクロモリ製でしょう。

ジュラルミン製のホイールナットはカラーバリエーションが豊富です。ドレスアップには適している反面、緩みやすいという弱点があるため、定期的な増し締めが必要となるため注意が必要です。

【3】「貫通式」と「袋式」の違いをチェック

ホイールナットの形状は、大きく「貫通式」と「袋式」に分けられます。ナットの穴がふさがっているかどうかがポイントで、穴が空いているものが貫通式、穴のないものが袋式です。

貫通式はボルトが長くても装着でき、袋式は穴の中に水が入りにくくサビや汚れを防ぐことが可能。それぞれの特徴をきちんと把握し、使いやすいタイプを手に入れましょう。

【4】盗難防止つきのロックナットかチェック

出典:Amazon

【エキスパートのコメント】

ホイールナットを交換する目的のひとつに「盗難防止」があります(ディーラーオプションとして販売されていることもあります)。純正品はもとより、交換パーツとして人気の高いホイールの盗難は決して珍しいことではありません。

いざクルマに乗ろうとしたら、車体がブロック塀に乗っていた……という被害が後を絶ちません。そのような被害を未然に防止するために、ロックナットつきのホイールナットに交換することで、飛躍的に防犯効果が高まります。

【5】粗悪品でないかどうか必ずチェック

出典:Amazon

【エキスパートのコメント】

ホイールナットにもさまざまな種類、そして価格帯のものがありますが文字どおり「ピンキリ」です。

安いからと購入した、素性(すじょう)のはっきりしないホイールナットが粗悪品だった場合、車体側のボルトを損傷する可能性があるだけでなく、頻繁に増し締めをしないといけないような事態になることもありえます(よほどの整備不良でない限り、走行中に突然ホイールが外れるようなことはありませんが……)。

本来のホイールナットの役割は、規定値で締めつけることで、あくまでもホイールをしっかりと車体側に固定することなのだという点を忘れないようにしてください。

エキスパートからのアドバイス
ホイールを固定する重要部品ということを忘れずに

【エキスパートのコメント】

ホイールナットは、文字どおり「タイヤが装着された状態のホイールをボディ側にしっかりと固定する」ことが役割です。クルマごとに締めつけトルクの規定値があり、これをきちんと守らないと、緩んだり走行中に外れて大事故になる可能性もあります。

部品としては小さなものですが、果たす役割は極めて重要であることを念頭に置いて選んでください。自動車メーカーのOEM品や、タイヤ&ホイールメーカーが販売するホイールナットなど、素性がしっかりしているものを選ぶことをおすすめします。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)