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【この記事のエキスパート】
アウトドア&旅ライター・編集者:大森 弘恵
オートキャンプ雑誌、アウトドア雑誌の編集部を経て、フリーランスに。
現在はアウトドア(おもにキャンプとウインターアクティビティ、野外料理)、旅をテーマに雑誌やWEBマガジンで活動。
趣味は30年ほど前からはじめた国内外でのオフロード・ツーリング&キャンプ。最近、ハンモック泊の心地よさに感激。
アウトドアシーンで日よけや雨よけとして活躍してくれるタープ。とくに軽量タイプはソロキャンプや登山、ツーリングなどの軽装備時に重宝します。そこで、本記事では軽量タープの選び方とおすすめ商品を紹介します。1kg以下や500g以下もあるのでぜひチェックしてみてください。
アウトドアライターが解説!
軽量タープの選び方
軽量タープを選ぶポイントは下記の4つ。
【1】重量
【2】収納サイズ
【3】遮熱加工
【4】設営のバリエーション
上記の4つのポイントをおさえることで、より具体的に自分に合う軽量タープを選ぶことができます。一つひとつ解説していきます。
【1】目安は小型タープで600g、大型なら1kg程度の幕
ゼログラム『ミニマリスト ナノ 2 タープ』:
【エキスパートのコメント】
軽量タープといってもセット内容はさまざま
ひと口に軽量タープと言っても、タープ本体(幕)のみで販売されているものもあれば、張り綱やペグ(杭)が付属しているもの、ポールまですべてそろっているセットなどいろいろな形態で販売されています。
そこで、幕のみの重量で比較してみましょう。軽くて気軽に持ち運べるタープとなると、1〜3人向きの小型タープで600g、3〜5人で利用できるファミリーキャンプ対応の大型タープであれば約1kg以下が「軽さ」の目安です。
【2】収納サイズは参考程度に
ヒルバーグ『タープ10 XP(エクスペディション)』:
【エキスパートのコメント】
収納袋は魅力だが出し入れに時間がかかりがち
軽量タープの素材は、非常に薄く、すべすべとした手触りのものが大半です。しわになりにくく美しく設営できるのですが、収納時に巻いているとどんどん重ねた部分がズレてしまったり、収納袋に詰め込むときにも内側だけが先に袋に入ってしまったりすることは珍しくありません。
小さな収納サイズ(収納袋)は魅力ですが、取り出すのはまだしも収納時に時間がかかってしまうものも多々あります。結局、別の袋を用意するはめになりかねないので、カタログの収納サイズは参考程度にするほうが現実的でしょう。
【3】遮熱加工がトレンドのひとつ
MSR『ランデブーサンシールド120ウィング』:
【エキスパートのコメント】
夏キャンプなら遮光・遮熱加工を施したタープを
薄くて軽いタープでも、防水性・耐水圧がじゅうぶん確保されていることはマスト。耐水圧は1,000mm以上ほしいですね。あとは縫い目の処理がきちんとなされていることを確認しましょう。
加えて気になるのが遮光性です。生地が厚く、色が濃いほど遮光性が高くなり、タープ下の温度上昇はゆるやかになります。軽量タープは薄く、遮光性があまり期待できませんが、最近は軽いタープでも遮熱加工を施したものが増えています。夏キャンプがメインなら、遮光・遮熱加工を施したタープを狙いたいですね。
【4】設営のバリエーションは確認項目のひとつ
ヘリノックス『Tac.レクタ3.5』:
【エキスパートのコメント】
どんなシーンでタープを使用するかを考えて選ぶ
ただ2本のポールで屋根を形作るだけでもいいですが、ヒモなどを通す穴のグロメット(ハトメ)やループがタープの周囲や幕のなかにも点在していると、雨の日に雨水を流れやすいようにしたり、風上側を長くしたり、ポールを立てられない場所は上から吊るすなど、いろいろな形にアレンジできて重宝します。
グロメットやループには力がかかるので、きちんと補強されていることも重要です。どんなシーンでタープを使用することが多いかを考え、設営バリエーションもチェックしましょう。