家族やともに暮らすパートナーがいると、病気のときは心強いものだと言われています。先日、編集部の男性既婚者がインフルエンザに。子どもがいない彼は、自身は自宅に蟄居し、妻はホテルに避難という判断をしたそう。
確かに、年末年始の共倒れを防ぐには最適な方法かもしれませんが、ちょっとドライ過ぎる? そこで今回は、マイナビニュース読者にパートナーが病気で寝込んだときに、自分(たち)ならどうしたか聞いてみました。
※調査期間:1月14日~15日、マイナビニュース会員の男女300人対象
インフルエンザになったら
まずは、「夫や妻(子どもを除く)などの家族や同居する恋人」がインフルエンザになったことはあるか聞いてみると、7割の読者が「ある」と回答しています。さすが? の感染力ですね。
続けて、そうした時にどう対処したか聞きました。すると、「自分が発症する共倒れを防ぐため、その期間は別の場所へ避難した」(33.8%)、「最初だけ様子をみて、あとは避難した」(27.8%)、「(大人なので)最初から放置して、本人に任せた」(24.5%)、「付きっきりで看病した」(20.8%)、「その他」(0.9%)という結果に。
子どもと違い大人なので、自分で何とかしてもらうケースは多いようです。また会社に迷惑をかけたくない、という意識が働くこともあるのでしょうか。判断した理由も聞いてみました。
共倒れすると生活できない
少数派となる看病派だと、「さすがに看病はしたが、自分の職場に迷惑がかかるといけないので、できるだけ離れて過ごしました」(50代男性)、「食事や部屋の空調など、ゆっくり休める配慮ぐらいはした」(60代男性)、「高熱が出てつらそうだったから」(40代女性)というコメントがありました。
ある程度本人に任せながら、できる範囲で看病するというスタンスのようです。それでは避難派のコメントをみてみましょう。
「どうしようもないので隔離。寝てるしかないし、時間が経てば治る」(40代男性)、「自分も発症したくないから」(20代男性)、「仕事がたてこんで休めなかったので、うつるわけにはいかなかった」(30代女性)など、いずれ治るという考えや、自分も倒れたら会社に迷惑をかけるという点から、隔離する判断を優先するようです。
また、「共倒れになると生活できないから」(30代男性)、「夫婦二人とも罹患したら、生活できなくなる」(50代男性)、という共倒れによる家計問題から隔離というコメントも幾つかありました。
最後に放置派のコメントをみると、「子どもではないし、緊急時は連絡するように伝えている」(50代男性)、「大人なので自分でなんとかするしかない」(40代女性)、「本人も気を遣うし、助けが必要であれば一言お願いすればいいと思った」(50代男性)、「投薬で発症二日目に本人は楽になる」(50代男性)など、冷静に決断した印象があります。
大人のインフルエンザは、免疫機構の働きが正常であれば1週間程度で治ります。しかし、重症化すると気管支炎や肺炎を併発する危険もあるので、注意は必要。
社会人として迷惑をかけたくない、という考えはもちろん大事ですが、健康な時と病気の時では心理状態が異なることもあるので、相手と話して判断したいですね。