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【この記事のエキスパート】
自転車ジャーナリスト:菊地 武洋
80年代から国内外のレースやサイクルショーを取材するベテランジャーナリスト。分かりやすいハードウエアの評論は定評が高く、近年はロードバイクのみならず、クロスバイクのインプレッションも数多く手掛けている。グランフォンドやセンチュリーライドなど海外ライドイベントにも出場経験を持つ。単行本の他、自転車産業振興協会でプロ向け教本の監修も手掛ける。
あると便利な自転車のサドル下に取り付けるサドルバッグ。この記事では、軽量・防水・大容量タイプなどロードバイク用サドルバッグの選び方とおすすめ商品についてご紹介します。サドルバッグがあれば、快適に乗れるだけでなく、緊急時用のメンテナンス道具を常備しておくのにもぴったりです。
サドルバッグの役割と必要性
これからロードバイクやサイクリングを始めるという方はサドルバッグは是非検討をいただきたい商品!リュックなどで代用をする方もいらっしゃると思いますが、長時間のサイクリングだと体の負担もかかってしまいます。またフロントバッグだとハンドル操作への悪影響も出てくるかもしれません……。より安全で走行への影響がすくないのがサドルバッグなのです!
サドルバッグには何を入れる?
実際、サドルバッグには何を入れているのでしょうか?走行距離や目的によって違いはありますが、ここでは基本的に入れておいた方がよいものと状況によって持っていくものなどをまとめてみました。
基本的なアイテム
スマートフォンやお財布、盗難防止用のワイヤーロックなどのアイテムからタイヤのパンクや車体が壊れた時用の修理工具や空気入れなどトラブル用のアイテムは入れておいた方がよいでしょう。
状況などで必要になるアイテム
補給食やドリンクなど、サプリメントや甘いものは長時間のサイクリングの場合、入れておくと便利なアイテムです。また、短い距離であれば携帯用のミニボトルがあればさっと給水することができますね。
ロードバイク用サドルバッグの選び方
ここからは自転車ジャーナリスト・菊地武洋さんのアドバイスをもとにロードバイク用サドルバッグの選び方をチェックしていきましょう。自分の使い方にぴったりのロードバイク用サドルバッグを選ぶために参考にしてみてくださいね。
バックのサイズを考える
ロードバイク用サドルバッグで重要なのは、必要なアイテムをしっかり収納できること。そのため、サドルバッグに収納したいアイテムの大きさに合う容量やサイズのバッグを選ぶようにしましょう。
また、持ち運びたいアイテムはサイクリングの目的や走行距離などで変わります。どういったときに使うのか、使用シーンまで考えておくと便利なサイズのサドルバッグを選びやすくなります。
【エキスパートのコメント】
まずは大きすぎないSやMサイズがベター
ワンデーライドであればインナーチューブ、タイヤレバー、CO2ボンベ+アダプター、工具、タイヤブートなどが必要です。
雨の日も走る人なら、他にレインウエアやケミカルなども……。というわけで、ベテランのライダーはシチュエーションに合わせて、いくつかサドルバッグを用意して使い分けています。
最初は大きすぎないSやMサイズ、1〜3リットル以下の製品を購入しましょう。
自転車との固定方法で選ぶ
ロードバイク用サドルバッグは、取り付け方によって2つの種類に分かれます。そこで、それぞれの取り付け方の特徴やメリットを知っておき、使いやすいタイプを手に入れるようにしましょう。
ストラップタイプ
幅広いロードバイクに取り付けられるのが、ベルクロベルトなどを活用する「ストラップタイプ」です。ベルトを使って固定するため、フレームの太さやサドルの位置などに関係なく使用でき、購入後の後悔が生まれにくいのが魅力です。
また、バッグやベルトの素材がやわらかいため、収納したアイテムをキズつけにくいのもポイント。手軽にサドルバッグを使いたい人にぴったりです。
アタッチメントタイプ
サドルやフレームに専用台座を装着して固定するのが「アタッチメントタイプ」です。ロードバイクとサドルバッグをアタッチメントで取り付けることで固定力が高く、段差などがあってもバッグがずり落ちにくくなっています。
さらに、バッグを取り外すときにはアタッチメントから外すだけでよいのも魅力。バッグを取り外してロードバイクを駐輪しておきたい人ほど使いやすいでしょう。
【エキスパートのコメント】
自転車を複数所有しているならアタッチメントタイプ
ストラップタイプの多くはベルクロテープというものが使われており、シンプルな作りが多く軽いのが特徴です。
アタッチメントタイプはワンタッチでバッグの脱着ができるため、休憩時にバッグを取り外して食事する場合なども便利。また、何台も自転車を持っている人にとっては、工具などの定番品を入れておき、簡単に付け替えられる利点もあり、人気があります。
自転車を複数所有していたり長距離ならアタッチメントタイプ、短時間のサイズであればストラップタイプと目的によって使い分けをしましょう。
撥水(はっすい)性や防水性で選ぶ
犬印純綿帆布『自転車用サドルバッグ(小)』:
普段使いもできそうなおしゃれなサドルバッグ。帆布製ながら超撥水加工がされているので安心。
【エキスパートのコメント】
防水加工が施されていると安心
高級品と廉価品(れんかひん)の違いを簡単に説明するなら、防水性と軽量性の違いです。サドルバッグは後輪の跳ね上げる泥や雨水にさらされるため、想像以上にハードな環境で使われるアイテムです。
それゆえ、インナーチューブをビニール袋に入れてから収納する人も多く、工具なども濡れると錆びてしまいます。収納するアイテムを1つひとつビニールに入れていると、それ自体がかさばって容量を減らしてしまうので、撥水加工以上の製品がいいでしょう。
その他、便利な機能もチェックしておく!
ロードバイク用サドルバッグには、製品によってさまざまな機能があります。そこで、製品ごとの便利機能もチェックして、より使い勝手のよいサドルバッグを手に入れましょう。
外ポケットが付いている
外ポケットがあればバッグを開けなくても地図やドリンクなどを取り出せるため、わざわざ自転車を降りる必要がなくなります。バッグを使うときの不便さが解消できる便利な機能です。
そのままリュックとして活用できる
サイクリングバックにはそのままリュックになる商品も販売されています。トイレ休憩や少しお店に立ち寄ったりするときにさっとバッグを持っていけるのはとても便利ですよね。
テールライトが装着できる
テールライトが装着できるバッグであれば夜間走行時の追突事故などを防ぎやすくなります。より安心にロードバイクを楽しみたい方は確認をしてみましょう。
人気メーカーから探してみる
ロードバイク用のサドルバッグを扱うメーカーは、国内外にたくさんあります。日頃からウェアなどで着ているメーカーがあったり、おしゃれなものを探したいという方はそれぞれのメーカーの特性もぜひチェックしてみてください!
モンベル(mont-bell)
大阪で誕生した日本のブランド「モンベル」は、寝袋やテントなどのアウトドアアイテムを扱うメーカーです。過酷な環境にも耐えられる耐久性とシンプルな使いやすさが、多くのライダーから支持されています。
ロードバイク用サドルバッグにも、この特徴が現れており堅実な使い勝手が魅力的。突然の雨など、悪天候でも耐えられるバッグがほしい人におすすめです。
オルトリーブ(ORTLIEB)
「オルトリーブ」はドイツで誕生したバッグメーカーで、創業者自身の体験から生まれた「防水バッグ」が人気を集めています。バッグ表面からの水の染み込みや縫製部分からの入水などを防ぎ、スマフォなどをバッグに収納しやすいのが魅力です。
さらに、防塵性もすぐれているため、砂ぼこりなどがバッグのなかに入らず、荷物を汚したくない人にぴったりのメーカーです。
トピーク(TOPEAK)
サドルバッグ以外にも、ポンプやキャリアーなど幅広い自転車用アイテムを取り扱っているメーカー「トピーク」。長い歴史のなかで培った技術力で作られたアイテムが使いやすいと、人気を集めています。
トピークのサドルバッグは形やサイズ、仕様など幅広いアイテムがそろっており、自分の好みや使い方に合わせてこまかく選べます。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)