しなの鉄道は2020年3月14日にダイヤ改正を実施する。7月に新型車両SR1系のデビューを控え、同車両による有料快速列車の時刻を取り入れたダイヤに変更する。
ダイヤ改正後は平日朝夕に運行している快速列車の停車駅と時刻を見直し、小諸・上田~長野間の所要時間を短縮。小諸駅を7時台に発車する快速「しなのサンライズ」は途中停車駅を上田駅のみとし、所要時間を6分短縮する。上田駅19時2分発、長野行の快速列車は3月14日から「しなのサンセット1号」に改め、上田駅19時7分発、長野行に運転時刻を変更。上田駅を発車した後、終点の長野駅まで停車しない。
長野駅18時29分発の快速「しなのサンセット2号」は長野駅18時26分発・上田駅18時52分着、長野駅19時31分発の快速「しなのサンセット4号」は長野駅20時4分発・上田駅20時30分着にそれぞれ改める。いずれも新型車両となるまで有料快速の料金はかからないとのこと。
土休日には、観光やレジャーに向けた「軽井沢リゾート号」を新たに1日4本運行。下りは軽井沢9時31分発・妙高高原駅11時22分着の「軽井沢リゾート1号」と軽井沢駅16時8分発・長野駅17時13分着の「軽井沢リゾート3号」、上りは長野駅9時10分発・軽井沢駅10時12分着の「軽井沢リゾート2号」と妙高高原駅16時47分発・軽井沢駅18時30分着の「軽井沢リゾート4号」となる。このうち「軽井沢リゾート2・3号」は7月から運転され、7月以降は4本すべて全席指定の有料列車となり、事前の予約で軽食など楽しめる商品を販売する予定だという。
その他、軽井沢~小諸間で利用状況に合わせて列車の設定を見直し、 9~10時台に1往復増発する一方、20時台の列車は2往復から1往復に減らす。小諸~篠ノ井間では朝通勤・通学時間帯の列車時刻が見直される。