北越急行は13日、ほくほく線のダイヤ改正をJRグループ・えちごトキめき鉄道と同時に行うと発表した。2020年3月14日に実施されるダイヤ改正で、直江津発越後湯沢行の超快速「スノーラビット」の停車駅を増やし、より利用しやすい列車とする。

  • 北越急行ほくほく線が2020年3月14日にダイヤ改正を実施。直江津発越後湯沢行の超快速「スノーラビット」の停車駅が追加される

超快速「スノーラビット」は現在、越後湯沢駅から直江津方面へ2本(うち1本は新井行)、直江津駅から越後湯沢駅へ1本を運転。3本とも越後湯沢駅で上越新幹線「Maxとき」「とき」と接続する。現行の越後湯沢駅9時56分発・直江津駅10時53分着と直江津駅13時57分発・越後湯沢駅14時55分着の列車は途中の十日町駅のみ停車し、越後湯沢~直江津間を所要時間1時間弱で結ぶ。

■えちごトキめき鉄道から「スノーラビット」へ接続改善も

ダイヤ改正後、直江津発越後湯沢行の「スノーラビット」において停車駅が追加され、運転時刻も変更。直江津駅5番線ホームから13時53分に発車した後、途中の虫川大杉駅、まつだい駅、十日町駅、六日町駅に停車し、越後湯沢駅に14時54分に到着する。直江津駅からの所要時間は61分(現在は58分)。六日町駅にも停車するため、1本前に運転される六日町駅止まりの普通列車から「スノーラビット」への乗継ぎも可能。ほくほく線内の各駅から上越新幹線経由で東京方面へ、より早く到達できるようになる。

なお、えちごトキめき鉄道は北越急行と同じ3月14日に実施するダイヤ改正で、直江津発越後湯沢行の「スノーラビット」に接続する妙高はねうまライン下り列車の到着ホームが変更される。直江津駅6番線ホームに13時52分着とし、5番線ホームの「スノーラビット」へ同一ホーム乗換え(階段等の昇降なし)を可能にする。

  • えちごトキめき鉄道妙高はねうまラインの普通列車

えちごトキめき鉄道はダイヤ改正で上越妙高駅での北陸新幹線から妙高はねうまラインへの接続改善も図る。現行の妙高高原駅21時51分発・直江津駅22時40分着の列車は時刻を繰り下げ、上越妙高駅22時38分着の北陸新幹線「はくたか590号」(金沢発)から乗換え可能とし、高田・直江津方面への接続時間を大幅に短縮する。日本海ひすいラインの最終列車(直江津駅22時47分発、糸魚川行)とは接続しない。