女優の清野菜名がこのほど、俳優の横浜流星とともにW主演を務める読売テレビ・日本テレビ系ドラマ『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』(来年1月12日スタート、毎週日曜22:30~)の取材に応じた。

  • 『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』に出演する清野菜名=読売テレビ提供

このドラマは、驚異的な身体能力を持つ謎の女・ミスパンダという顔を持つ囲碁棋士の川田レン(清野)と、彼女を操る男・飼育員さんで、メンタリストNとしてテレビ出演もする医学生・森島直輝(横浜)が、「Mr.ノーコンプライアンス」(佐藤二朗)からの依頼を受け、世の中のグレーな事件にシロクロつけるというストーリー。清野は、台本を読んで、「私は2役を演じるので複雑に感じる部分があって、見ている方にどうしたら伝わりやすく表現できるかなと思いました」という。

今回はアクションが大きな見どころとなるが、「アメコミみたいなヒーローをイメージしてやってます」「画面から飛び出す勢いでやっていきたいと思います」と意気込む清野。「これまでいろんなアクションをやってきたんですけど、今回は“動物的”なアクションで、自分に合ってる種類だと思ってるので、どんどん型にはまらず、動物的に動きたいなって思ってます。パンダはネコ科って聞いたので、そういう部分も入れつつ(笑)、今ままでやったことのない技に挑戦したり、ダイナミックでアクロバットな技もやれたらと思ってます」と意欲を示す。

ちなみに、自身を動物に例えると「生まれたときから家にネコがいたので、ネコの動きが自然に入っちゃってるかもしれないです(笑)」と刷り込まれているようだ。

アクションと言えば、初共演となる横浜も得意としているが、「映像で見させていただいて、本当にキレのある蹴りとか回転だったり、すごくカッコいいので、まだ台本全部できてないのでどこまで一緒にできるか分からないですけど、できるなら2人で息のあったアクションに挑戦したいと思います」と希望を語った。

  • 清野菜名(左)と横浜流星=同

今作が放送されるのは、自身が出演した『今日から俺は!!』(18年10月クール)と同じ枠だが、「またこの場に帰ってこられたのがうれしいです。前回もアクションをやってたんですけど、全く違った自分をまた皆さんにお見せできたらいいなと思います」とコメント。『今日俺!!』と違い、今作は原作がないため、「感情1つ1つを監督やスタッフさんと確認しながら作り上げているので、それをやってる今の期間が楽しいです。楽んで作ればきっと楽しいものって伝わると思うので、面白いドラマになるんじゃないかなと思ってます」と手応えを話す。

また、ドラマのテーマにかけ、許せないと思ったグレーな出来事を聞くと、「今、車の運転を練習してるんですけど、スタジオに毎日通う道がすごく狭くて(端に)寄らないといけなくて。そのときに頑張ったんですけど寄りきれていなくて、向こうから来た車の人に窓開けて『下手くそ!』って言われました(笑)。すごいビックリしたんですけど、初心者に優しくしてほしいと思って許せなかったです(笑)」というエピソードを披露した。

この作品で新年を迎えることになるが、2020年にチャレンジしたいことを聞くと、「頭おかしいかもしれないんですけど…私、野球が好きで、女子プロ野球を目指したいんですよ」とまさかの宣言。「全然現実的じゃないんですけど、すごく興味があって、この前もどうやったらプロに入団できるのかを調べたりしました。ピッチャーをやりたいんです」と意外な本気度を見せた。

仕事においての目標は「海外でお仕事するのが夢なので、なんでもいいので海外の作品に出てみたいです。なので英語も勉強して挑戦していきたいですね。(今回のアクションで)目に止まってくれたらいいな(笑)」と期待を寄せていた。