小田急電鉄は24日から、小田急線千歳船橋駅の列車接近メロディーに「知床旅情」を採用する。国民的俳優として親しまれた森繁久彌さんが作詞作曲した「知床旅情」は、1965年のレコード発売以来、いまなお多くの人に愛唱されている。

  • 千歳船橋駅ホーム

  • 千歳船橋駅の駅舎外観

千歳船橋駅のある船橋地区は、森繁さんが亡くなるまで長年暮らしたゆかりの地であり、故人の記憶を後世に残したいと考えた「森繁久彌先生没後10周年記念事業委員会」が働きかけ、「知床旅情」の採用が決まったという。

「知床旅情」の列車接近メロディーは11月24日12時から流れる予定。上りホームでは、歌詞の冒頭部分「知床の岬に はまなすの咲くころ」、下りホームでは「遥か国後に 白夜は明ける」と歌う曲のサビ部分をそれぞれオルゴール調のメロディーで流す。