「負けたくない」「勝ちたい」と他者と張り合う気持ちである”競争心”。子供が成長する上でとても大切な感情の一つですが、とはいえその気持ちを過剰に持ちすぎてしまうことが問題になる場合も。
いそめしちかこさん(@iso_meshi)が、4歳の息子さんと餃子を作っているときに起きた、子供の競争心をうまくスライドさせることで気持ちを受け入れることができた出来事。多くの読者から「参考になった」とコメントが相次ぎ、ツイッターで話題になっていました。
その出来事とは…
ムスコと一緒に餃子を作ったんですが、私の方が作るのが早いのでムスコが「止めて!なんでそんな早くするの!」とグズりはじめたんですよ。
— いそメシ(いそめし ちかこ) (@iso_meshi) November 16, 2019
最初、正直に言うと(まーためんどくさいムスコの癇癪が始まった。ムスコのペースに合わせてたらご飯が夜中になるわ…)と思ったんですけど、ふとこの間の→
いそめしさんは4歳の息子さんと餃子を作っていました。その際、いそめしさんが手際よく餃子を作っていたことから、同じ早さで餃子を作ることができない息子さんが、「止めて! なんでそんな早くするの!」と癇癪を起こしかけたんだそう。幼いお子さんをお持ちの方であれば、「いかにもよくある出来事」と思うのではないでしょうか…。
とはいえ、お子さんが作るスピードに合わせていては、いつまでも晩ご飯の準備が終わりません。しかしながら、単にそれを拒否するのも気が引けます。その時に、いそめしさんが思い出したのが、先日受講した子育て講座で聞いた、「勝ち負けにこだわる時は、どこに価値を感じているのかを見極めて、負ける方の価値を教えることが大事」という内容でした。
「ママがすごーく簡単で普通の餃子をポンポン作るから、ムスコはちょっと面白い餃子を作ってくれないかな? 時間かかってもいいからさ!」とお願いしてみたところ、息子さんは乗り気に。”作る速さ”を気にせず、いろいろな形の餃子を楽しそうに作ってくれたんだそうです。
「『速さ以外にも面白さにも価値があるし、その別の価値で勝負してみて』と促した事で「面白さ」という価値をムスコが発見する機会になったんだなあと」。いそめしさんは、このときの出来事を、「なんだか目から鱗でした」と締めくくっていました。
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「府に落ちました」という人も
この投稿に対して、多くの子育て中の読者の皆さんからコメントが寄せられていました。
・今我が家も3歳4ヶ月の息子がいます。いそメシさんの状況ととてもよく似ていたので、府に落ちましたー! 価値のスライド!!早速クズった時にやってみます
・とてもとても勉強になります!! 私も息子と一緒に作りたいと思ってるので、もし同じようなことになったら、こう言えるようにしたいです
・普通の餃子がうまく作れなくて巾着のような形ばかり生産していた私に母が「〇〇ちゃんの巾着はかわいいね、お母さんは作れないわ」とよく言ってくれていたのを思い出しました。素敵なお話ありがとうございました
投稿からおおよそ2日間で、約11,000件のリツイート、34,000件のいいねが集まり、注目されています。