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【この記事のエキスパート】
酔っぱライター:江口 まゆみ
酒紀行家。1995年より「酔っぱライター」として、世界の地酒を飲み歩く旅をライフワークとし、酒飲みの視点から、酒、食、旅に関するルポやエッセイを手がける。世界中の知られざる地酒を飲み歩き、国内でも日本酒、焼酎、ビール、ワイン、ウイスキーなどのつくり手を訪ねる。酒を求めて旅した国は20ヶ国以上、訪ねた酒づくりの現場はのべ300カ所以上。
テレビ・ラジオ出演、新聞・雑誌連載、著書多数。
SSI認定利酒師、JCBA認定ビアテイスター、JSA認定ワインエキスパート。東京ウイスキー&スピリッツコンペティション公式審査員。
ビールのような味わいを楽しむことができる「発泡酒」や「第三のビール」。種類が多くて、どれを選んだらよいのか迷ってしまいますよね。今回マイナビおすすめナビでは、発泡酒・第三のビールを購入するときに重視するポイント、好きな銘柄について調査してみました。ユーザー、編集部が選んだおすすめ商品もあります。
発泡酒、第三のビール、ビールの違いは?
スーパーやコンビニなどでもよく目にする「ビール」や「発泡酒」。最近では「第三のビール」と呼ばれる新ジャンルも誕生しています。いったい何が違うの?と思う方もいるのではないでしょうか。まずは酒税法によって定められている基準について説明します。
▼ビール
麦芽の比率が50%以上のもの
▼発泡酒
麦芽の比率が50%未満のもの
▼第三のビール
麦芽ではなく大豆などの穀物を原料とした醸造酒(発泡性)に、麦芽由来のスピリッツを加えたものや、麦芽を使用してないもの
このように規定されています。「発泡酒・第三のビール」は麦芽の割合が少ないため、ビールよりも苦味が少ないのが特徴です。また税率面でビールよりも優遇されているため、コストをおさえて販売できるメリットがあります。
発泡酒・第三のビールを購入するポイントは?
ビールとは原料や税率面にも違いがある「発泡酒・第三のビール」。実際に購入している人はどのような基準で選んでいるでしょうか。今回305名のユーザーから回答をもらいました。それではさっそくみてみましょう。
「味やビアスタイル」が1位。価格やのどごしも僅差!
アンケートをとったところ、下記のようになりました。
1位:味やビアスタイル(49.8%)
2位:価格(49.5%)
3位:のどごし・キレ・コク(47.5%)
4位:アルコール度数(27.9%)
5位:ブランド(26.9%)
6位:内容量(15.4%)
7位:カロリー(13.8%)
8位:生産国(12.8%)
「発泡酒・第三のビール」は安さを売りにした商品。そのため「価格」を重視するのではないかと思われましたが、僅差で「味やビアスタイル」が1位でした。
ただここから見て取れるのは、安ければいいわけではないということです。安いなかで、どれだけビールの味(風味)に近づけているのか。のどごしやキレ・コクはあるのか、というところをちゃんとユーザーはみているということではないでしょうか。
発泡酒・第三のビールの選び方
ここからは、発泡酒・第三のビールの選び方について説明していきます。
<選び方のポイント!>
【1】ビールらしさで選ぶ
【2】アルコール度数をチェック
【3】糖質やカロリーで選ぶ
【4】添加物をチェック
それでは詳細をみていきましょう。
【1】ビールらしさで選ぶ
ビールは高いけどビールの風味を味わいたいという方は、麦芽やホップ、大麦、糖類が原材料に加えられた商品を選ぶのがおすすめ。割合は変わっていますが、これらの原材料が入っていればじゅうぶんにビールに近い味を楽しめます。
コーンスターチや大豆たんぱく、スピリッツなどが含まれている発泡酒や第三のビールは、また違った味わいを演出しています。ビールに近い発泡酒ではなく、ちょっと違った発泡酒や第三のビールを味わってみたいときに選んでみましょう。
【2】アルコール度数をチェック
発泡酒・第三のビールのアルコール度数は3~6%くらいまでさまざま。あまりお酒が強くない方は3%程度のものがおすすめです。適度に楽しみたい方は5%程度のものがよいでしょう。
飲みごたえがほしい場合には8~9%の商品もあります。アルコールが強いほど、肝臓に与える影響は強く、カロリーも高い傾向がありますので、カラダと相談しながら飲むようにしてください。休みの前日や翌日に影響がでない程度に楽しむのがよいでしょう。
【3】糖質やカロリーで選ぶ
発泡酒や第三のビールのなかには、糖質やカロリーをカットした商品も多数販売されています。
糖質カットとは、オリゴ糖やデキストリンなどの三糖類以上の多糖類、糖アルコール、砂糖やブドウ糖などの糖質を極力ゼロにしているということです。
しかし発泡酒・第三のビールには、糖質ゼロの商品は甘味料や香料などの添加物により、味を調整している場合もあります。気になる人は「人工甘味料ゼロ」「着色料ゼロ」の商品を選ぶのがおすすめです。
【4】添加物をチェック
発泡酒・第三のビールには、添加物が含まれているものがあります。たとえば着色や風味付けをするための、カラメル色素や糖類、アミノ酸などがあげられます。これらはビールの味に近づけるために配合していますが、添加物の独特な風味がありますので、にがてな方は添加物の使っていない商品を選ぶようにしましょう。缶の成分表を確認したり、「添加物ゼロ」「人工甘味料ゼロ」などの表記を意識してみるようにしてみてください。
またプリン体もチェックしてみましょう。プリン体を過剰摂取すると、尿酸値が上昇し、通風を引き起こす可能性があります。飲む量の多いかたはとくに確認するとよいでしょう。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)