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【この記事のエキスパート】
キャンプ/釣りライター:中山 一弘
青年期に始めた釣り新聞への寄稿を始めとして、サイトAllAboutでのフィッシングガイドを務める。
ほかにも雑誌『Salty!(ソルティ)』やアウトドア系の雑誌やWeb媒体などでの執筆多数。
今も休日には必ず海山湖を駆けまわっている自然派で、あらゆるジャンルの釣りを体験し、季節に合わせて日本中の旬な魚を追っている。
キャンプ用品は、あえて払い下げのミリタリー系ギアで揃えるマニアな一面も。
釣具やエサの運搬から釣り場で使用するときの置き場所まで、便利に使えるアイテムが「バッカン」です。シマノやダイワなどから、汚れや水濡れに強い、釣りシーンにぴったりの機能を持つバッカンが多数発売されています。ここでは、バッカンの選び方、ユーザーのイチオシ、エキスパート、編集部が厳選したおすすめ商品を紹介します。
バッカンとは?
バッカンとは、合成樹脂(EVA)製の入れものを指します。釣り具を入れるタックルボックスとして、釣った魚を活かす場所、撒き餌(コマセ)作りなど、使い方は多種多様。ウェーダーやシューズ、シャツなど濡れたものを入れるものとしても便利です。
水濡れや汚れに強い合成樹脂製で、ハンドルやショルダーなどの持ち運びしやすい工夫もほどこされています。折りたためる、サイズが大きいなど機能も商品によって異なります。用途に応じたバッカンを選びましょう。
バッカンの選び方
まずは、バッカンの選び方をチェックしましょう。ポイントは下記の3つ。
【1】バッカンの種類で選ぶ
【2】サイズで選ぶ
【3】機能性をチェック
上記のポイントを押えることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】バッカンの種類で選ぶ
バッカンには、スタンダードタイプやクールタイプなど、大きく分けて5種類に分かれます。その特徴についてご紹介します。
スタンダードバッカン|初心者に
フタが付いていて、四角い形状のものがスタンダードバッカンです。素材はやわらかい、または薄い樹脂でできています。シンプルな形状、かついろいろな使い方ができるのが魅力です。はじめてバッカンを手にする初心者にも向いています。
スタンダードバッカンは樹脂が薄いため、コマセが作りにくいなどのデメリットがあります。まずはスタンダードバッカンを手にして、使ううちに釣り場や使い方に合ったバッカンを選んでいくのもよいでしょう。
ハードバッカン|岩場の多い磯釣りに
ハードバッカンとは、一般的なバッカンよりも強度を高くしているのが特徴です。厚めの樹脂を使う、または2重シートを使うなどで補強されています。
耐久性が高く衝撃に強いため、岩場での磯釣りのお供にぴったりのアイテムです。バッカン自体が型崩れしにくいため、大量の釣り具を入れたいときや、コマセ作り用にも向いています。
クールバッカン|保冷機能付き
バッカンの内側に断熱材を使用し、簡易的な保冷機能を搭載しているのがクールバッカンです。クーラーボックスほどの保冷機能はありませんが、少しの間海水と魚を入れてキープしたいときにはぴったりです。
撒き餌が温度上昇で傷むのを防いだり、離れた場所にあるクーラーボックスまで中身を持ち運んだりなどの用途でも使用できます。
活かしバッカン|生き餌釣りに
エアーポンプを設置できるのが、活かしバッカンです。釣った魚や生餌を生きたまま入れられます。バッカンのサイズも豊富にあり、アジ活かしなど小型の魚を入れたいときはもちろん、大型の魚が入る大きめサイズのものまでそろっています。
メッシュのフタとローブがジッパーで付属しているものなら、バッカンのなかに魚を入れたまま水替えも可能です。
タックルケースバッカン|ランガンスタイルに
ロッドホルダーや収納ケースなどを搭載しているのが、タックルケースバッカンです。バッカンにロッドを立てたままでも持ち運びが可能。釣り場を移動しながら釣りをするランガンスタイルにも向いています。あとでホルダーをつけられるなど、使い勝手や自分好みに拡張できるものもあります。
デザインや樹脂の固さも豊富にあります。重視したいポイントや釣りシーンに合わせて選びましょう。
【2】サイズで選ぶ
サイズ選びも大事なポイントです。用途に合う大きさのものを選びましょう。
幅広く使いたいなら「30~40cm」
30~40cmのバッカンは、使い勝手がよいのが魅力です。釣り具を入れる、コマセを作る、釣った魚を活かしておくなどさまざまな用途で使用できます。
一方、40cm以上のバッカンは大きめサイズの魚も入れられる、収納力も高い一方、大きさや重さがあるため持ち運びしにくくなります。40cmまでのバッカンは釣り初心者にも向いています。
水汲み用や小魚を入れるなら「20~30cm」
20~30cmまでの小型サイズのバッカンは、軽くて持ち運びがしやすいのが魅力です。小型の魚をキープしておくときはもちろん、取り回しがしやすいため水汲み用としても使用できます。
小型のバッカンを水汲み用として使用するなら、ロープや紐など巻きあげできる機能が付いている商品を選びましょう。折りたたんでより持ち運びやすくなる小型のバッカンもあります。
【3】機能性をチェック
バッカンには釣りがより快適、便利になる機能がついています。どんな機能があるかもチェックして商品を選びましょう。
折りたたみできるか
バッカンのなかには、やわらかい素材を使用して折りたたみができるものもあります。バッカンを使う頻度が低いときでも、コンパクトにまとめて収納できるので便利です。水汲みにも使える小型バッカンにも、折りたたみできる商品が豊富にあります。
一方、素材がやわらかいためバッカン自体の強度は弱めになっています。使用頻度が高いならワイヤーなどで補強しているものを選ぶか、補助的な用途にとどめておくのがよいでしょう。
ロッドホルダー付きなら竿立てに
ロッドホルダーが付いているバッカンは、バッカンにロッドを立てたままにできるのが特徴です。ロッドをさせる本数は2~4本と、商品によって異なります。
釣り場を移動するランガンスタイルにも便利な機能です。なお、バッカンの重量が軽い場合、立てたロッドが安定しないことがあります。バッカンのなかにものや水を入れるなど、ある程度の重量を確保したうえで使用するとよいでしょう。
ショルダー付きは移動に便利
バッカンにはハンドルが付いていますが、ハンドル以外にショルダーベルトが付属しているタイプもあります。肩からかけられるため、両手が空いている状態でバッカンを持ち運べて便利です。足場の悪いところでの使用にも向いています。
一方、移動距離が短いときはショルダーが逆にわずらわしくなってしまうこともあります。シーンに応じてショルダーを取り外しできるものが便利です。
収納性もチェック
ルアーや小物などを多く使用する釣りシーンで使う場合は、バッカンの収納力にも注目してみましょう。バッカンには、メインの収納スペース以外に、小物入れやルアーケース、サブポケットなどが付いているものがあります。
収納力の高いバッカンは、エリアトラウトなど多くのアイテムを使用する釣りシーンにぴったりです。
バッカンの人気メーカー・ブランド
ここでは、バッカンや釣り具で人気のメーカーをご紹介します。
SHIMANO(シマノ)
自転車メーカーでもあり、釣り具メーカーでもあるシマノは、初心者から上級者までレベルに合わせて選べるバッカンを展開しています。大きく分けるとスタンダードなバッカン、フィッシュバッカン、水汲みバッカンが発売されています。
閉めやすく密閉しやすいハンドルやフタなど、使いやすい機能も豊富にそろっています。
DAIWA(ダイワ)
釣り具メーカーであるダイワは、幅広いアイテムを展開しているのが特徴です。ダイワのバッカンも豊富な種類があり、用途に応じて選べます。
ダイワのバッカンは大きく分けてソフトタイプのバッカンとハードバッカンがあり、さらにタックルバッカン、各釣り場専用のバッカン、クールバッカン、活かしバッカン、エサ用、水汲み用などに分かれています。
DRESS(ドレス)
ライラクスが展開するバッカンのブランドが、「ドレス」です。実際の釣りをする人の目線から見た、便利かつ使いやすい機能が搭載されています。
一般的なバッカンよりも高さがあり、収納力の高いバッカンプラス、小物釣りにぴったりなバッカンミニなど、釣りシーンや重視したいポイントに合わせて選びやすいバッカンがそろっています。