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【この記事のエキスパート】
元パニーノ店「ベターデイズ」オーナー:木村 則生
某食品会社の乳製品開発部門で、約10年にわたりチーズを開発。
その後有限会社ベターデイズを設立し、さまざまなチーズをふんだんに使ったパニーノと、エスプレッソ、ワインを販売する「ベターデイズ」をオープン。
約10年間営業するも、ファンに惜しまれつつ閉店。
共同レシピ集2冊(「サンドイッチノート」柴田書店、「サンドイッチバリエーションブック」誠文堂新光社)、チーズ本1冊(「プロフェッショナルチーズ読本」誠文堂新光社)を出しています。
熟成期間によって味わいが異なり、食べ方に合わせて選ぶとより美味しく楽しめる「チェダーチーズ」の選び方とおすすめの商品を紹介します。スーパーで市販されているものからお取り寄せできる高級品まで、幅広く商品をピックアップ。美味しいアレンジレシピも掲載しています。
さまざまな料理で活躍する!
チェダーチーズとはどんなチーズ?
チェダーチーズとはイギリスを代表するチーズのことで、アメリカやカナダ、オーストラリアなど世界中でもっとも多く製造されているといわれています。
熟成期間によってさまざまな味わいのものがあるのが特徴で、熟成期間が短いものは、比較的あっさりした味わいに、長期熟成だと濃厚な味わいになります。そのまま食べてもピザやトーストなどにトッピングしてもおいしいので、さまざまな料理に活用できるのも魅力です。
産地や熟成度、チーズの色などに注目!
チェダーチーズの選び方
チェダーチーズを選ぶときは、いくつかおさえたいポイントがあります。産地や種類、内容量などを確認しながら、自分好みのチェダーチーズを見つけてくださいね!
【1】まずは産地をチェック!
チェダーチーズは、さまざまな国が生産しているポピュラーなチーズですが、その発祥地はイギリスです。そのため本場の味が知りたいという方は、イギリスのチェダーチーズを選んでみましょう。
またイギリスのチェダーチーズのなかでも、「ウェスト・カントリー・ファームハウス・チェダー」という呼称の商品を探してみてください。これはEUの原産地名称保護制度(PDO)にも登録され、伝統製法で作られたチェダーチーズの本家本元になります。
世界中で生産され食されるチェダーチーズ。どんなものが自分の口に合うのかは、誰にもわかりません。アメリカやオーストラリアなど酪農が盛んな国のチェダーチーズはもちろん、日本で生産されるこだわりのチェダーチーズから業務スーパーのチェダーチーズまで、いろいろな味を楽しみましょう。
【2】熟成度で選ぶ
チーズを選ぶときは、熟成度もチェックポイントです。熟成度によって食べ方はもちろん、味わいも変わってきますので、用途や好みで長期熟成がいいのか短期熟成がいいのか確認しましょう!
パンには熟成期間が短いあっさりしたタイプを
朝食などでスライスしたパンにのせて食べるならば、熟成期間が短いもの(5カ月くらいまで)がミルキーかつ、あっさりした味わいでおすすめ。
スーパーのチーズ売り場に真空パックされて置いてあるものは、熟成期間が短いものがほとんどですし、価格も安いので手に入れやすいですね。
これら熟成の浅いチェダーチーズは、オーストラリアかニュージーランドのものが多く出回っていて、濃いクリーム色をしているのが特徴的。ほかにアメリカのものもありますが、こちらの色は白のものが多いです。これは牧草ならクリーム色、配合飼料なら白色と乳牛が食べるものが影響していて、大きな味の違いはありません。
そのまま食べるなら長期熟成タイプを
チーズの醍醐味は、やはり長期熟成による「うま味」に尽きるでしょう。「ウエスト・カントリー・ファームハウス・チェダー」は、長い熟成期間によりアミノ酸を多く含んでいて、脂肪酸由来の香りと合わさるととても複雑な味がします。紅茶などにあわせてもいいですし、お酒がいける方なら赤ワインやウイスキーのおともにもおすすめ。しかし、普通のチェダーチーズに比べると値段も10倍近く高いです。
ちょっとそこまでは出せないなという方は、パッケージに熟成期間が書いてある長期熟成タイプのものを探して買ってみましょう。
【3】チェダーチーズの色にも注目
チェダーチーズには、レッドチェダーチーズとホワイトチェダーチーズの2種類があります。それぞれ色味が違いますので、その特徴をおさえましょう!
レッドチェダー|テーブルを華やかにする
レッドチェダーチーズは、オレンジ色のチェダーチーズです。食材にトッピングしたり挟んだりすれば、彩りがいいのでテーブル上のアクセントになってくれますよ。普段の食事はもちろん、家に人を呼んだときの一品に使うのもおすすめです。
レッドチェダーチーズのオレンジ色は、植物由来のアナトー色素やカロテノイド色素などによる着色です。
ホワイトチェダー|ナチュラルな色味
レッドチェダーチーズと違い、着色されていないタイプがホワイトチェダーチーズになります。ホワイトチェダーチーズは、チェダーチーズ本来のナチュラルな色味で白色です。
ちなみにレッドチェダーチーズもホワイトチェダーチーズも味は変わりませんが、彩りはまったく異なります。ホワイトチェダーチーズのナチュラルさを好むのもいいですが、サラダに2種類をトッピングしたり、パンに挟んだりすれば、より楽しく味わえそうですね!
【4】内容量は使う目的に合わせて選ぶ
チェダーチーズをおいしく食べるためには、目的に合った内容量のものを選びましょう。商品によって業務用のような大容量タイプから、おつまみ程度の少量タイプまでありますので、用途や使用シーンに合わせて選びましょう。
たとえば、普段の食事でチェダーチーズを頻繁に使うなら内容量が多いものがコスパが高くおすすめですが、休日のブランチのサンドウィッチに使う程度であれば少量でもじゅうぶん。
またチェダーチーズは生産量が多く、価格帯もリーズナブルな商品が多いです。ただ大容量タイプの場合は、たくさん使う人でも余ってしまうことがあります。ですので、ラップに個別につつむなどして長期保存できるように工夫してくださいね。
【5】料理に使うならシュレッドタイプもおすすめ
お料理に使うなら袋入りのシュレッドチーズを買うといいでしょう。ただし、チェダーチーズ100%のシュレッドチーズはあまり見かけないです。どうしてもチェダーチーズ100%を使いたい場合は、真空パックされた熟成期間の短いものを、ご自分で削りこまかくすることでお料理に使うことができます。
チェダーは製法上、加熱してもほとんど伸びないのが特徴的。なのでピッツァなんかに使うと、もの足りないかもしれませんね。逆に「伸びない」性質を利用して、カレーやハンバーグなどのコクだしに使ってみるといいですよ。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)