俳優の勝村政信がこのほど、きょう6日に放送されるテレビ朝日系スペシャルドラマ『ドクターY~外科医・加地秀樹~』(21:00~23:05)の取材に、茨城県の撮影現場で応じた。
女優の米倉涼子演じる孤高の天才外科医・大門未知子の活躍を描いたドラマシリーズ『ドクターX~外科医・大門未知子~』。その最新作が17日からスタートすることに先駆け、スピンオフシリーズである『ドクターY』の第4弾が放送される。
同作の主人公は、「腹腔鏡の魔術師」の異名をとる卓越した技能と要領の良さだけを武器に突き進む医師・加地秀樹(勝村)。今作は、加地の知られざる過去にスポットが当てられ、加地の秘密を握るかつての同僚・木田光彦役を片岡愛之助を演じる。
7年前の回想シーンの撮影では、オペを控えてキリっとした表情で片岡とともに手術室へ歩みを進める勝村だったが、「カット!」の声がかかるとすぐに柔和な表情に。その場にいた共演者と談笑するなど、“座長”として現場を和ませていた。
『ドクターY』が、地上波の2時間ドラマとして放送されるのは今回が初めてで、勝村は取材で「まさか2時間ドラマにまで成長するとは思ってもいなかったので、うれしい限りです」としみじみと述べ、「今まで通り、背伸びをしないように、おごり高ぶらないように、真面目になり過ぎずにしていきたい」と気を引き締める。
また、波乱を巻き起こす謎めいた女性・島田美里役を倉科カナが、加地が7年前に担当したオペに立ち会った看護師・古屋早苗役を石田ひかりがそれぞれ演じている。
倉科との共演について、勝村は「今回の役はちょっと彼女に合わないんじゃないかなと思ったんですけど、彼女のため書かれた役みたいに演じていて本当に素晴らしいですよね」と絶賛し、「みんな彼女を好きになってしまいますよね」と話した。
本作冒頭では、加地と島田が繰り広げる “大人のシーン”も用意されている。撮影してみた感想を問われると、勝村は「ありがたい限りでございました」と照れ笑い。「でも、あまりにもそれっぽくなり過ぎないよう、『ドクターY』のテイストを入れています」「普通のラブシーンではなくなっていると思います」と自信をのぞかせる場面もあった。
さらに、プライベートでも仲の良い石田との共演については「ひかり様に関してはもう何も言うことはございません。全幅の信頼があります」と言い切る勝村。石田からはプロデューサーから今作のオファーがあった直後に「どうしようか?」と連絡があったらしく、勝村は「『よろしくお願いします』って言ったら、『わかった』とだけ返ってきました」と阿吽の呼吸をうかがわせた。