JR九州は宇宙航空研究開発機構(JAXA)の人工衛星「つばめ」と九州新幹線「つばめ」が同名であることにちなみ、人工衛星「つばめ」による宇宙(高度約220km)から九州新幹線「つばめ」の撮影、熊本博物館でJAXAによる「人工衛星『つばめ』宇宙教室」の実施などコラボ企画を行うと発表した。
超低高度衛星技術試験機「つばめ」は、2017年12月23日に種子島宇宙センターから打ち上げられた質量約400kgの人工衛星。多くの人工衛星は高度600~800kmを飛行するが、「つばめ」はこれまで未開拓だった高度300km以下の超低高度軌道を飛行する。
今回のコラボ企画では、宇宙を飛行する人工衛星「つばめ」が、JR九州の熊本総合車両所に留置された九州新幹線「つばめ」(800系)を撮影。8月29日の6時30分頃に実施され、撮影された画像は後日開催する「人工衛星『つばめ』宇宙教室」で初公開するとともに、JR九州のホームページやSNSなどでも公開される。
撮影に関して、天候不良(雲など)のため映らない可能性があり、荒天により撮影中止となる場合もある。8月29日の撮影がうまくいかなかった場合、テスト撮影の画像が公開されるとのこと。
JAXAによる「人工衛星『つばめ』宇宙教室」は8月31日、熊本博物館のプラネタリウムにて14時45分から15時25分まで開催。人工衛星「つばめ」のミッションに関する説明に加え、九州新幹線「つばめ」の画像公開も予定している。対象は小学生(小学生3年生以下は保護者同伴)とされ、一般参加も可能。定員は170名で、入場料は無料。申込みは不要で、当日9時から先着170名に整理券(1人1枚)を配布する。