SMBC信託銀行は7月24日、個人の顧客を対象とした「GLOBAL PASS(多通貨Visaデビット一体型キャッシュカード)」の取り扱いを10月1日より開始する予定だと明らかにした。
GLOBAL PASSは、デビット機能としては日本最多となる18通貨に対応した、円普通預金とプレスティア マルチマネー口座外貨普通預金をそのまま使える多通貨Visaデビット一体型キャッシュカード。
同カードは、国内・海外のVisaマークの店舗で使用可能。VisaやiDのタッチ決済で、スピーディーに支払いができる。VisaまたはPLUSマークの海外ATMから現地通貨も引き出しができ、海外利用でキャッシュバックまたはANAマイルの特典も付く。家族カードの作成も可能。
外貨残高不足時には、円普通預金口座から全額充当して決済するサービス「外貨フルバック」が利用できる。なお、同サービス利用時はVisaの定める為替レートに所定の事務手数料(3.0%)を上乗せしたレートで円貨換算し、円普通預金残高から原則即時に引き落としとなる。
カードは、キャッシュバック特典付きのGLOBAL PASSと、ANAマイル特典付のANAマイレージクラブ GLOBAL PASSの2種から選択可能。発行手数料は、本人カード無料、家族カードは税別1,000円/枚。年会費無料。
対象となる18通貨は、日本円、米ドル、豪ドル、ニュージーランドドル、英ポンド、カナダドル、ユーロ、スイスフラン、シンガポールドル、香港ドル、中国人民元(※)、タイバーツ、南アフリカランド、トルコリラ、メキシコペソ、ノルウェークローネ、スウェーデンクローネ、デンマーククローネ。
シンガポールドル、トルコリラ、オフショア中国人民元、スウェーデンクローネ、デンマーククローネ、メキシコペソの6通貨は、8月19日から新規取り扱いを開始する。
なお、9月末までに発行したキャッシュカードは、2021年9月(予定)以降、セキュリティ対策のために海外での取り扱いを終了するという。国内での利用は引き続き可能。
現行のバンキングカード(国際キャッシュカード)、プレスティア外貨キャッシュカード(米ドル決済専用キャッシュカード)を所有している場合、GLOBAL PASSへの切り替えがおすすめとのこと。サービス開始以降は、インターネットから申し込みができる。
※プレスティアマルチマネー口座外貨普通預金での中国人民元の取り扱いは、オフショア中国人民元のみ