あしたのチームは7月9日、「転職に関する調査」の結果を発表した。調査期間は2019年6月27日~7月1日、調査対象は全国の従業員5人以上300人未満の企業に勤める、現在転職を考えており面接や面談・情報収集など具体的な活動をしている管理職(部長・課長クラス)・一般社員(20歳~59歳)で、有効回答は300人。
転職したいと考えている時期を聞くと、「2019年10月~12月中」が23.7%、「2019年8月~9月中」が14.3%、「2020年1月~3月中」が12.7%、「2019年7月中」が7.3%と、2019年度内に転職を希望している人が過半数の58.0%を占めた。
同調査では「会社の期変わりや年度末を転職しやすい時期と考えている方が多いようだ」と推測。また回答者の間では「オリンピックまでの盛り上がり中であれば、景気が良く、求人数も多いと思うため」など、東京五輪を意識している人もみられた。
現在勤める会社に対する不満を尋ねると、「不満(とても+やや)」の回答割合が最も多かったのは「人事評価制度」で81.7%。以下、「給与」が79.0%、「自身が成長できる環境かどうか」が72.7%、「労働時間(残業の多さ)」が54.7%と続いた。
人事評価制度について具体的な不満の内容をみると、1位「好き嫌い評価である」(47.3%)、2位「評価の基準が不透明」(41.6%)、3位「行動を評価してくれない」(38.4%)、4位「頑張りと連動していない」(37.6%)との順に。なお、管理職と一般社員で人事評価に対する不満の内容に大きな違いはみられなかったという。
転職先の企業を選ぶ際に重視していることを問うと、「給与」を「重視している(とても+やや)」人が最も多く90.6%。次いで「労働時間(残業の多さ)」が84.0%、「自身が成長できる環境かどうか」が82.3%となった。