SMART SOUND LAB(スマートサウンドラボ)は6月26日、2019年1月に実施した「スマートフォン決済に関する調査」の後追い調査の結果を発表した。調査期間は2019年6月4～5日で、有効回答は10～60代の個人206人。

  • キャッシュレス決済アプリの利用状況(事業者別)

    キャッシュレス決済アプリの利用状況(事業者別)

現在利用しているスマホ決済を聞くと、1月の調査と比べて「PayPay」と「LINE Pay」のユーザーが大幅に増加したことが判明。「PayPay」は1月の27.2%から43.2%に、「LINE Pay」は20.9%から36.4%に、それぞれ15ポイント以上増加した。

各社のキャンペーンの利用状況や、キャンペーンがユーザーの行動にどのような影響を及ぼしているのかについて調べると、「キャンペーンを利用し、現在も利用中」と答えた割合は、「PayPay」は1月の69.9%から73.8%に、「LINE Pay」は55%から80%に増加。同調査では「PayPayとLINE Payはキャンペーンによって新規顧客獲得に成功したと言える」と分析している。

キャンペーン終了後の動向についてみると、自社でキャンペーンを行っている11サービス中、キャンペーン終了後に「サービスの利用を止めた」人が増えたのは1サービスのみ。一方で、「PayPay」の離脱率は16.4%から13.1%に、「LINE Pay」は20%から4.8%に減少していた。

決済サービスをどのように使い分けているか尋ねたところ、「利用できる店舗が違うので、お店ごとに使い分けている」が最も多く68.1%。次いで「各社のキャンペーンがあるので、その時々でお得と感じるほうを使っている」が58.3%と続いた。