終活ねっとは6月12日、「お墓」に関する実態調査の結果を発表した。調査は4月12日~16日、20代以上の男女1万名および、そのうち40代以上のお墓購入経験者618名を対象にインターネットで行われた。
調査によると、お墓の購入経験がある人の割合は11.3%。「どのような供養の形を選ばれましたか?」と質問をしたところ、「一般墓(従来からのお墓)」(70.9%)が圧倒的に多く、次いで「永代供養墓」(17.3%)、「納骨堂」(9.4%)、「樹木葬」(1.8%)という結果に。また、墓地については43.8%が「寺院墓地」を選択しており、次いで「民営墓地」(26.9%)、「公営墓地」(19.4%)と続いた。
続いて、お墓の購入費用について供養形態別に調べたところ、一般墓の場合、「100万円以上~150万円未満」(25.1%)が最も多かった。次いで「50万円以上~100万円未満」(23.3%)、「150万円以上~200万円未満」(14.8%)、「200万円以上~250万円未満」(10.5%)と続き、一般墓の場合では、7割近くの人が100万円以上の費用をかけていることが明らかに。
一方、永代供養墓の場合では、「50万円以上~100万円未満」(28.0%)、「100万円以上~150万円未満」(21.5%)、「150万円以上~200万円未満」(12.1%)が多く、永代供養墓で100万円以上の費用をかけている人の割合は、約6割となった。
さらに納骨堂の場合では、「50万円未満」(39.7%)が最多に。次いで「50万円以上~100万円未満」(34.5%)、「100万円以上~150万円未満」(15.5%)、「200万円以上~250万円未満」(5.2%)と続き、7割近くが100万円以内に収めていることが分かった。
お墓を購入するにあたり想定していた予算を聞いたところ、半数が「50万円未満」と回答。次いで「50万円以上~100万円未満」が25.4%と、実に75%以上が「100万円未満」で考えていることがわかった。
また、希望予算を「50万円未満」としていた人のうち、実際に「50万円未満」に収まった人は28.2%となり、残り7割近くが希望予算をオーバーしていることに。さらに、希望予算「50万円以上~100万円未満」としていた人の場合では、実際の費用が「50万円未満」だった人が9.0%、「50万円以上~100万円未満」が41.7%となり、49.7%が予算以内に収まっている一方で、残りの50.3%が予算オーバーであることがわかった。