【インテリアのプロが選ぶ】ベッドマットレスおすすめ5選|機能別23選も紹介!

【この記事のエキスパート】

インテリアコーディネーター:秡川 寿美礼

インテリアコーディネーター:秡川 寿美礼

設計事務所(株)木型屋のむすめの仕事部屋を経て、1998年に(有)エル・エル・プランニングを設立。

「ライフスタイルからインテリアをデザインする」という独自の発想と設計手法で、家具、カーテンなどのセ レクトから、造作家具やリフォームの設計まで、トータルなインテリア空間デザインを得意としている。

インテリアコーディネーター、マンションリフォームマネジャーの資格を持つ。


本記事は、インテリアコーディネーターで寝具選びにも詳しい秡川寿美礼(はらいかわすみれ)さんの協力のもと、良質な睡眠をサポートするベッドマットレス選びのポイントとインテリアのプロ目線でのおすすめ商品をご紹介していきます。睡眠は、眠る時間のみならず、眠りの質が大事だといわれます。心身ともにリラックスできるベッドマットレスを選んで、快適な毎日を手に入れましょう。コイルタイプ別の商品紹介や、お手入れ時の情報もお届けします。

ベッドマットレスの選び方|インテリアのプロに聞きました

インテリアコーディネーターの秡川寿美礼さんに、ベッドマットレスを選ぶときのポイントを4つ教えてもらいました。

サイズや予算を決めてから実際に試してみる

【エキスパートのコメント】

マットレス選びに悩む人は多い!

身体と脳を休め、疲労を回復したり、成長を促したりするために必要な睡眠。その睡眠の質を高めるために重要なのは、理想の寝姿勢をつくってくれるマットレスです。

マットレスは体重や寝るときの姿勢によって沈み込み方が変わってくるため、横になったり寝返りをうつなど、実際に試したうえで購入していただきたいのですが、選択肢が非常に多いためどれが自分に合うのか悩んでしまいます。

まずは、1.マットレスのサイズを決める、2.必要な機能や予算で候補を絞り込む、3.候補のマットレスをメーカーのショールームやお店で実際に試して購入する、という3ステップの手順をおすすめします。

ベッドに適合するサイズと重量を選ぶ

【エキスパートのコメント】

マットレスのサイズはメーカーにより異なる

ベッドのサイズは、シングル、セミダブル、ダブル、クィーン、キングサイズなどの種類があることは皆さんよくご存知だと思います。

マットレスのサイズも同じように種類があり、日本にはJIS規格があるので、それぞれのサイズは統一されていると思いがちですが、実際にはメーカーにより多少サイズが異なります。

ベッドフレームとマットレスを、それぞれ異なるメーカーのものと組み合わせたい場合は、サイズが適合するかどうかの確認が必要になってきます。また、ガススプリング式の収納つきベッドの場合は、マットレスの重量が適合しないと開閉できないので、重量の確認も必要です。

エアウィーヴ『マットレスパッド エアウィーヴ』:

出典:Amazon

今つかっている寝具の上に重ねて使うタイプ。寝返りしやすく熟睡をサポート。家で水洗いもできます!

主寝室のベッドとマットレスは十分な大きさを確保する

【エキスパートのコメント】

理想のマットレス幅は肩幅の2.5~3倍

ダブルベッドでは窮屈で寝られないという経験をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。

それもそのはず。寝ている間に寝返りをうつことを考慮すると、理想的には肩幅の2.5~3倍のマットレス幅が必要なのだそうです。成人なら100~130cm必要ということになりますから、140~150cm幅のダブルベッドにふたりで寝るのは窮屈と感じるのも、うなずけます。

ひとりあたり70cm以下の幅になると眠りが浅くなり、熟睡できないという研究結果もあります。クィーンサイズのベッドフレームに82cm幅のセミシングルマットレスを2枚並べるか、シングルベッドを2台並べてツインスタイルにすることも検討してみるとよいでしょう。

材料・機能・耐久性などで価格帯を決める

【エキスパートのコメント】

マットレスの価格帯は幅広い!

マットレスの価格は、主要メーカーのシングルサイズで定価4万円程度から30万円を超えるものまであります。

30万円を超える商品では、重い体重もしっかりと支えつつやわらかい寝心地を実現したものなど、材料も最高級品が使用されているものが多いです。

10万円台の商品は、好みのかたさが選べたり、カバーが洗濯できたり、それ以外にも夏冬で両面をつかい分けできたりと、バリエーションと機能が豊富で耐久性もじゅうぶんにあります。よいものを長くつかいたい方、自分好みの寝心地や機能にぴったりのものを選びたい方におすすめです。

5万円以下の商品は最小限の機能に絞ったモデル。布団からはじめてマットレスに切り替える方や、2〜3年で買い換えるという方におすすめです。

シモンズ『ビューティレストプレミアム ゴールデンバリュー』:

出典:Amazon

シモンズのベストセラーマットレス。程よい硬さとクッション性が人気。

寝姿勢からマットレスの構造を選ぶ

【エキスパートのコメント】

身体に負担が掛かりにくいマットレスを選択しよう!

寝姿勢は、背骨のS字カーブが立っているときとほぼ同じ状態になるのが理想。頭、お尻、脚など、身体の部位によって異なる荷重を分散させつつ、凹凸のある身体の形状を吸収して水平に支えるためには、
1)身体に接する軟らかい層
2)寝姿勢を保ち、身体が沈まないようにするかたい層
3)衝撃を吸収する層
の3層構造が必要といわれています。

これらの条件を満たすため、身体を「面」で支えるのか「点」で支えるのかなど、各メーカーが独自の研究や技術を基に商品をつくっています。体重の重い方は、2)の層がかためで耐久性のあるものを。横向きに寝る習慣がある方は、1)の層が厚いものを選ぶと肩に負担がかかりづらくおすすめです。

フランスベッド『ラ・ドゥーゼム マットレス』:

出典:Amazon

身体を点で支えるタイプ。ポケットコイルでありながら低価格を実現!

ここもチェック! ベッドマットレスを選ぶポイント

ベッドマットレスを選ぶときに、ほかに知っておくとよいポイントをご紹介します。

マットレスの種類|コイルタイプはしっかりと身体を支える

金属製のバネでしっかりと体重を支えるコイルタイプのマットレスは、その強い反発力で寝返りをサポートする特徴があります。製造コストがかかるため高価ですがよりすぐれた耐久性をもちます。コイルタイプのマットレスには、大きくわけて3つの種類があります。

ボンネルコイル

コイルを上下左右に連結した構造になっているのがボンネルコイルマットレスです。力が加わると全体が沈み込み、身体の負担を分散するために1点に負荷がかかりにくく、「面」で支える構造といえます。耐久性も高め。しかし、寝ている状態で姿勢を維持するのがむずかしいため、緊張状態になることもありますし、寝返りをうつとスプリングが揺れるので、ふたりでつかう場合は揺れが気になるかもしれません。

高密度スプリング(ハイカウント)

ボンネルコイルマットレスの約1.5倍の量のコイルを使用しているのが高密度スプリング。別名「ハイカウント」とも呼ばれます。かためのマットレスで沈み込みも少ないので、体重が重い方に好まれる傾向があります。かたいマットレスが好みでリラックスしたい方に。耐久性があるため、ビジネスホテルや寮などで採用されているようです。

ポケットコイル

ポケットコイルマットレスの特徴は身体を「点」で支えることです。コイルがひとつひとつ独立しているので身体の各部位の重さに応じてピンポイントで沈み込みます。身体への局所的な負担をおさえ、フィット感にすぐれるので、自然な姿勢でリラックスして眠ることができます。コイルが独立していて振動が伝わりにくく、ふたりでの使用にも向いています。

マットレスの種類|ノンコイルタイプは身体にフィットする

スポンジ・ウレタンなどの樹脂でつくられたマットレスは、ノンコイルマットレスと呼ばれます。コイルタイプほど強い反発力と耐久性はありませんが、素材のかたさによって身体にフィットするマットレスを選ぶことができます。大きく分けると、低反発マットレスと高反発マットレスの2種類。製造しやすく安価であることも特徴です。

低反発マットレス

低反発材がつかわれたマットレスは、押し返す力が比較的小さく、やわらかく包み込まれるような寝心地がほしいという方に。しかし、体重が重いと沈み込んでしまうので、実際に寝てみて確認したほうがよいでしょう。頭や腰まわりなど重い部位のまわりは深く沈み込みます。

高反発マットレス

高反発マットレスは、適度に弾力があり、自然な姿勢をキープしやすいことが特徴。低反発のように身体の部位によって沈み込み方が異なることはあまりなく、自然な姿勢で眠ることができます。腰痛持ちの方や体重が重めの方にも選ばれています。

耐久性は低反発と同様、コイル系には劣ります。高反発・低反発ともに、つかう方の体重によっても異なりますが、反発力が弱くなったときが交換の目安です。

通気性や干しやすさも要チェック

マットレスのタイプも重要ですが、そのほかにも見ておくべきポイントが「通気性」です。通気性はマットレスの耐久性に影響する重要なポイント。日本の湿気は、マットレスの劣化を早めかねません。ご自宅の日当たりや通気性も考慮してマットレスを選びましょう。

ボンネルコイルマットレスや高密度スプリングは、コイルの隙間に空気がとおるので通気性は高めです。重いマットレスを干すことは骨が折れますが、そのままでもある程度の通気性は確保できます。ポケットコイルマットレスやノンスプリングは通気性がよくありませんが、干したり裏返すことで湿気を飛ばせます。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)