■タイトル通り“好奇心”から誕生したカップリング曲

――そしてカップリング曲として、「Curiosity」が収録されます。

こちらは、ツアータイトルと同じ名前ということで、ツアーのために作った楽曲になっています。

――ずばり、この曲のテーマは?

やっぱりタイトル通り“好奇心”ですね。ほかにもチャレンジとかそういうものが大きなテーマになっていると思うんですけど……「洋風のバンドサウンドと和の三味線を合わせてみたら、どうなるんだろう?」みたいに、自分の中の好奇心を表現した、ちょっと実験的な楽曲になっています。

――そういったサウンドまわりの部分も含めて、楽曲のコンセプトなども鈴木さんからのリクエストだったんでしょうか?

そうですね。歌詞を書いてもらうときに、ふたつ入れてほしい要素をお願いしまして。ひとつは、アーティストとして挑戦し続けたいという気持ち。7~8年歌い続けてきて自分らしいものも少しずつ形成されてきてはいると思うんですけど、まだまだ失敗を恐れずに、もっともっと使ってない言葉とかメロディとかを、全然違うジャンルからちょこっともらっていたりという新しいチャレンジもたくさんしたいんです。

そういうときって人の目線とかが気になるものだと思うんですけど、そうじゃなくて「自分は自分だけの道を行くために挑戦するんだ!」みたいな気持ちを書いてほしいんです、とお願いしました。もうひとつは、ファンのみなさんとも活動初期と比べてすごく距離が縮まっているのを感じているので、「みんな一緒にあそぼうよー!」みたいなテンションで、遊び心満載に書いてください、というお願いです。それを作詞のhotaruさんが、その通りに言葉にしてくれました。

――ということは、その分レコーディングも、順調だった?

はい。自分もこの曲に「やっぱりそうだよな」ってすごく励まされましたし、自分の思っていることを言葉にしてもらったことで、「これでいいんだ」とすごく確信も持てて。なので、この曲をライブでみんなに届けて、みんなにもそう思ってもらえたらなって思います。

――まさにおっしゃるようなメッセージを強く感じて、聴いていてすごく勇気をもらえたように感じました。それに、グッと力の加わる2サビをはじめ、歌声にも気持ちがこもる以上に “入っている”感じがしました。

この曲は本当に今の等身大の自分を表しているので、そのときの感情とか勢いをそのまま乗せたほうがいいんじゃないかなというところもあったんですよ。なのでレコーディングもどんどん録っていってサクッと終わったので、ライブでもそのときのテンション感に合わせて変化しやすい楽曲かもしれないです。

――ライブといえば、アーティスト版にはこの曲が「Live Style」として収録されます。

実はこの曲には、ちょっと秘密があって。私がレコーディングのときに歌以外に結構ガッツリと参加したことがあるんですよ。そのトライをより強調した、ライブに近い感じになっているのが「Live Style」なんです。まず最初に私がそのトライを「ぜひ曲中にやりたい!」と言ったら、「じゃあ、それに三味線とかも加えちゃえば?」みたいな意見ももらって……だからこの曲は、チーム内の好奇心がどんどん合わさってできた楽曲なんです。

――その秘密のトライって、いったいどんなことなんでしょう?

うーん、結構ツアーにもつながってくることなので……ただ、アーティスト盤のDVDのメイキングを観てもらえれば「あ! なるほどね!」ってなると思うので、ぜひこれはCDで確認していただきたいです! ツアー自体も、そのトライを生かしての結構チャレンジングなといいますか……今までよりもショー的な、エンターテイメントに特化した感じになると思います。

■昨秋のアジアツアーを糧に、好奇心を届けるツアーにしたい

――その5thツアーも、開催目前となっています。

今回のツアータイトルは“CurioCity”ということで、綴りが普通の単語と違って“City=街”になっているんですけど、好奇心を自分ひとりのものではなくて、みんなが好奇心を持って集まる街……みたいなイメージをして作っています。ライブが終わったあとに、「じゃあ、好きなこととかやってみたいことを、ひとつだけでもやってみようかな?」みたいにみんなに思ってもらえるようなツアーにできたらと思っています。

――昨年秋のアジアツアーで感じたことで、5thツアーに反映されたものもあるのでしょうか?

それはあると思います。やっぱりいろんな場所に自分で足を運んで、地元の方に集まっていただいて、実際に東名阪だけじゃない会場の反応を見られたのは、すごく大きいと思うんです。それにアジアツアーは、東名阪で終わることの多かった自分のツアーの中では珍しく長い期間だったので、ツアーのなかでどんどん自分が成長していくのも、お客さんの曲に対する反応がどんどん速くなってきたのも感じたんですよね。

――先ほどおっしゃったような今回のツアーでのチャレンジができるのも、アジアツアーなどあってこそ?

そうですね。アジアツアーのときも、やってみたくてトライしてみたものの、実は不安に思っていたところも何箇所かあったんですよ。でもそれを通じて「この流れは自分の中にはなかったものだけど、意外とお客さんは楽しんでくれてるんだ」という発見もあったので、ちょっとはみ出したことにトライしてみてもいいんじゃないかなって思えるきっかけにはなりました。

――らしさを作ってそこに新しいことを積み重ねていくという流れは、先ほどおっしゃった歌のブラッシュアップと共通しているように感じます。

それこそ「Curiosity」で言っている「人の目を気にせずに進んでいけ」じゃないですけど、そういう時期にいま来ているように思うんですよ。“自分らしさ”は、みなさんと一緒にある程度作れたのかなと思うので、今はその輪をもっともっと大きくすることが大事かな、って思います。

●鈴木このみ、16thシングル「真理の鏡、剣乃ように」

発売日:5月8日
・アーティスト盤(2枚組/CD+DVD)
価格:1,800円(税抜)
CD収録内容
01.「真理の鏡、剣乃ように」
02.「Curiosity (Live Style)」
03.「真理の鏡、剣乃ように」off vocal
04.「Curiosity (Live Style)」off vocal
DVD収録内容
01.「真理の鏡、剣乃ように」Music Video
02.「真理の鏡、剣乃ように」Making Video
・アニメ盤(1枚組/CD)
価格:1,300円(税抜)
CD収録内容
01.「真理の鏡、剣乃ように」
02.「Curiosity」
03.「真理の鏡、剣乃ように」off vocal
04.「Curiosity」off vocal

  • アーティスト盤

  • アニメ盤