電通はこのほど、「生活者のキャッシュレス意識に関する調査」の結果を明らかにした。同調査は3月14~15日、全国の20~69歳の男女500名を対象にインターネットで実施したもの。
「世の中はキャッシュレス社会に向かっている」「世の中は依然、現金社会で成り立っている」のどちらの考えに自身は近いか尋ねたところ、「キャッシュレス社会」と回答した人が86.9%と多くを占めた。
「自分の支払い(決済)はできるだけキャッシュレスにしたい」「できるだけ現金にしたい」のどちらに自分の考えが近いか聞くと、「できるだけキャッシュレスにしたい」が70.1%、「現金にしたい」」が29.9%だった。
スマートフォンなどのモバイル端末でクレジットカードや電子マネーの支払いができる「スマートフォン決済」を知っているか尋ねたところ、81.0が「知っている」と答えた。利用経験がある人は21.4%、利用意向がある人は25.1%だった。
政府は今回の消費増税に合わせて、9つの経済対策を実施すると発表している。それぞれの経済対策についての認知度を調べたところ、「キャッシュレスでのポイント還元」(65.3%)が最も高かった。
9つの経済対策の中で、実際に利用してみたい(または期待したい)と思うものについて聞くと、「キャッシュレス決済時のポイント還元」(64.7%)が最も多かった。
キャッシュレス決済でポイントやキャッシュバックがもらえるのは、2020年6月までだが、それ以降もキャッシュレス決済を使いたいか尋ねたところ、74.1%が「使いたい」と答えた。