JR北海道は10日、青函トンネル内一部区間における携帯電話サービスの提供を4月17日の始発列車から開始すると発表した。同社は総務省が推進する「電波遮へい対策事業」について、総務省・移動通信基盤整備協会の協力の下、北海道新幹線トンネル内における携帯電話不通区間の解消に取り組んでいる。

  • 青函トンネル内における携帯電話サービス開始

今回、携帯電話サービスの提供を開始する区間は、青函トンネル内の竜飛定点(旧竜飛海底駅)から吉岡定点(旧吉岡海底駅)まで。サービス提供区間長は約23.3kmとされ、NTTドコモ・KDDI・ソフトバンク(ワイモバイルの携帯電話も利用可能)がサービス提供事業者となる。

なお、青函トンネルの青森県側入口から竜飛定点(旧竜飛海底駅)までの区間、吉岡定点(旧吉岡海底駅)から青函トンネルの北海道側入口までの区間は現在、対策工事を実施しており、JR北海道は引き続き青函トンネル全体のサービス開始に向けて工事を進めていくとしている。