マイナビは4月9日、日本経済新聞社と共同で実施した「マイナビ・日経 2020年卒大学生就職企業人気ランキング」を発表した。同ランキングは2020年卒学生を対象としており、文系ランキング(総合・男子・女子)と理系ランキング(総合・男子・女子)の各上位企業をまとめている。調査は2018年12月1日~2019年3月21日の期間中にインターネット上のアンケートで行い、47,939名の有効回答を得た。
文系総合は、JTBグループが3年ぶりに1位となり、以下2位に前年首位の全日本空輸(ANA)、3位に東京海上日動火災保険と続いた。6位の味の素(前年34位)、8位のコナミグループ(前年62位)、9位のソニーミュージックグループ(前年20位)のように、前年から大きくジャンプアップしてトップ10入りを果たした企業も少なくなかった。
理系総合は3年連続で1位ソニー、2位味の素となり、トップ2の人気が目立った。以下、3位に明治グループ、4位にカゴメ、5位に富士通という上位の顔ぶれとなっている。
また、残りわずかで平成の元号が終わるということもあり、今回は平成元年(1989年)から10年ごとの文系・理系の総合人気ランキングも併せて紹介している。
2019年と2009年の大学生就職企業人気ランキング(文系)は、JTBグループがともに1位に輝いている。
1999年の大学生就職企業人気ランキング(文系)ではテレビ業界2社がトップ10に入り、1989年の同ランキングでは商社がトップ2となっている。
2019年と2009年の大学生就職企業人気ランキング(理系)は、ソニー、味の素、カゴメ、トヨタ自動車、サントリーグループ(2009年はサントリー)がどちらもトップ10入りを果たしている。
1999年と1989年の大学生就職企業人気ランキング(理系)でもソニーが上位に入っており、根強い人気を誇っていることがうかがえる。