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【この記事のエキスパート】
フードコーディネーター:佐々木 沙恵子
関西を拠点に、フードスタイリング/テーブルコーディネート/レシピ開発/コラム執筆/イベント企画など、料理と食空間に関わる分野で幅広く活動中。
同時に、イギリス・デンマークで暮らし現地レストランの厨房で働いた経験を活かし、自宅で外国人向け料理教室を運営。
パスタは長さや形状、原材料により、合うソースや風味が変わります。この記事では、診断チャートをもとに、パスタの選び方、生麺や乾麺、ロングパスタやショートパスタなどのおすすめ商品を紹介します。ユーザーイチオシのパスタもあります。本場イタリア産のパスタ、グルテンフリー、低糖質な商品などもピックアップしています。
あなたにピッタリのパスタは? タイプ別診断で発見!
ソースにあった麺の種類や原材料にこだわったパスタを選ぶときは、自分に合っているかをチェックするのがポイント! あなたのタイプに合ったパスタはどんなものなのか、確認してみましょう!
診断チャートで簡単チェック!
自分に合ったパスタがどんなものか分かったら、下記から詳しい説明をチェックして商品選びの参考にしてみましょう。
A:【食感にこだわりたい】モチモチな生麺
生パスタと乾燥パスタの違いは、乾燥されているかどうかだけではありません。生パスタは小麦粉と水に加えて、さらに卵や全卵粉も加えて作られています。
茹で時間が短時間、コシがあってモチモした食感で、小麦粉の風味がよく感じられます。ですが、伸びやすく保存向きではない点は覚えておきましょう。
B:【料理に合わせて変えたい】煮込み料理、サラダなど幅広く使えるショートパスタ
一口にショートパスタと言っても種類や見た目が豊富。ロングパスタ同様、ソースに絡めるだけでなく、サラダ、グラタン、スープなどバリエーション豊富な料理に使うことができます。
日本でなじみのあるショートパスタと言えば、グラタンに使われるマカロニ、アラビアータなどに使われるペンネが挙げられます。
他にも、中心が厚く蝶の形をしたファルファッレ、らせん状で濃厚なソースに絡むフジッリなどもショートパスタに分類されます。
なお、ジャガイモと小麦粉で作られたニョッキも、実はショートパスタの一種です。
マカロニ|サラダやグラタンなどさまざまな料理に合う
イタリア語の「マッケローニ」が語源になっているマカロニは、直径2~5mmの円筒状のショートパスタ。真ん中に穴が空いているためソースがよく絡み、サラダやグラタンなどさまざまな料理と相性抜群です。
ペンネ|トマトソースやクリームソースとの相性が抜群
両端が斜めにカットされた筒状のペンネも、ショートパスタの一種。長さは約1.5cm程度で、ペン先に似た形状からその名が付けられました。
ペンネは、表面に溝があるペンネ・リガーテ、表面が滑らかなペンネ・リッシェの2種類があります。イタリアのカンパニア州やシチリア州でよく食べられ、ソースが筒の中に入りやすく、味がしみこみやすいのが特徴です。
ソースがよく絡み、特にトマトソースやクリームソースとの相性が抜群です。
C:【原材料にこだわりたい】全粒粉や米粉など
原材料が気になったり、できるだけヘルシーにパスタを楽しみたい、グルテンフリーの食生活を実施しているなら、全粒粉、米粉、とうもろこし粉などを原料にしたパスタを選んでみましょう。また、糖質やカロリーが気になるなら、大豆粉や黄えんどう豆、こんにゃく粉などを使った低糖質・低カロリーパスタも注目です。
小麦粉とは違った風味や食感を楽しめるので、チェックしてみてください。
全粒粉は食物繊維や鉄分が豊富で、しっかりとした味付けのソースに合う
胚芽や胚乳、表皮を丸ごと製粉した全粒粉を原料にした全粒粉パスタは、一般的な小麦よりも食物繊維や鉄分、ビタミンBなどが豊富に含まれています。また、噛み応えがあり、人によってはぼそぼそとした食感だと感じるかもしれませんが、噛むごとに全粒粉ならではの香ばしい風味を味わうことができます。
なお、吸水性が高いので、沸騰させたたっぷりのお湯で芯までしっかり火を通し、柔らかめに茹でるとぼそぼそ感を無くすことが可能になります。それでも気になる場合は、濃厚なトマトソースやクリームソースなどのしっかり目の味付けのソースと合わせてみましょう。
D:【茹で時間を短くしたい】早茹でが便利!
パスタを選ぶときは、茹で時間も大事なチェックポイントです。最近は、特殊な加工を施すことで3分程度で茹で上がるパスタも登場しています。早茹でパスタでも、通常の茹で時間のパスタと食感は大きく変わりません。
また、電子レンジでパスタを茹でることのできるタイプは時短料理に便利です。パッケージなどをよく確認しておきましょう。
短時間で茹でられる早茹でパスタは、時間がないときなどにとても便利です。早茹でパスタにも、さまざまな太さや形があるので、食べる人の好みに合わせて選んでみましょう。
E:【どんなソースにも合う】太さで食感やソースの絡みが変わるロングパスタ
ロングパスタには、1.4~1.9㎜前後のスパゲッテイ、5~10㎜と太い平面のフィットチーネ(フェットチーネ、0.8~1mm前後の極細麺のカッペリーニなどがあります。それぞれの特徴や合うソースを紹介します。
スパゲティ|クリームやミートなど、どんなソースにも合う
パスタといえば一番馴染みがあるのはロングパスタですよね。「スパゲッティ」と呼ばれることもありますが、厳密には1.4~1.9㎜前後のものをそう呼び、太さや形状によって呼び名が変わります。
太い麺になるほど濃厚なソースによく絡み、細いものは軽いソースに合わせるといいでしょう。なお、日本でもイタリアでもよく食べられているのは、「スパゲッティーニ」と呼ばれています。
フィットチーネ|ボロネーゼなどと好相性
麺の幅が5~10㎜と太い平面のフィットチーネ(フェットチーネ)は、古くはローマ時代から食べられていたそうです。イタリア国内でも地域によって呼び名が異なり、北部ではタリアテッレ、中部から南部でフィットチーネ(フェットチーネ)と呼ばれているようです。
また、幅が2~3㎜とフェットチーネより細いものをタリオリーニ、幅が20㎜とフェットチーネより幅広なパッパルデッレという種類もあります。
いずれも、濃厚なクリーム系パスタやボロネーゼ、チーズソースといった濃厚なソースによく合います。
カッペリーニ|冷製ならこれ一択!
カッペリーニは、冷製パスタによく使われる0.8~1mm前後の極細麺です。「細い髪」という意味を持つカッペリーニは、軽い汁気の多いソースと相性抜群です。
そうめんのように細く、火の通りが早いため茹で時間が短いのが特徴です。茹ですぎに注意しましょう。
編集部からアドバイス
ソースの絡み具合に合ったダイスを選ぼう
【エキスパートのコメント】
パスタは製法によっても種類が分かれ、「ブロンズダイス」「テフロンダイス」といった呼び名があります。
ブロンズダイス:本場イタリアでは、表面がザラザラとしていて茹で上がりがもっちりとしたブロンズダイスが使われることが多いそうです。ソースが麺に絡みやすいので、濃厚なソースやひき肉などの細かい具材もしっかりキャッチしてくれます。
テフロンダイス:日本では、表面がつるっと仕上がる、喉ごしの良いテフロンダイスのパスタが主流です。溝が無く表面がツルツルしています。あっさりしたソースにも、こってりした濃厚なソースにも合うので、使いやすいタイプです。