「さが桜マラソン2019」が3月24日、佐賀県佐賀市・神埼市で開催された。このマラソンは、平成元年に佐賀市制100周年を記念して開催されたハーフマラソンと10km・5kmの3部門で始まった大会で、今年で30回目を迎える。フルマラソンになってからは7回目の大会となる。
全国から大勢のランナーがエントリーし、今大会は受付開始からわずか2時間で定員に達するという人気ぶりだった。今大会のエントリー数はフルマラソンが男子8,761人、女子1,943人の計10,704人。9.8kmを走るファンランのエントリー数は男子が783人、女子が1,042人の計1,825人と、合わせて1万人以上のランナーが街を駆け抜けた。
今回は、ゲストとして世界陸上やオリンピックで活躍した土佐礼子さんと「ものまねアスリート芸人」のM高史さんが、そしてゲストランナーとしてメキシコオリンピック銀メダリストの君原健二さんとアトランタパラリンピックで日本人初の金メダリストとなった栁川春己さんが参加した。
今回のフルマラソンコースは、佐賀県総合運動場前の国道263号をスタートし、佐賀城本丸歴史館、吉野ヶ里歴史公園内、多布施川沿いを通過し、佐賀県総合運動場がゴールとなっている。ファンランはマラソンコースの前半を利用して実施された。
マラソン男子の優勝は溝田槙悟さんで、タイムは2時間20分7秒。女子の優勝は吉冨博子さんで、タイムは2時間42分11秒。吉冨さんは、今回の優勝で大会3連覇となった。
総合体育館と文化会館に設けられたおもてなし会場では、佐賀県の名産品の販売店や飲食店などが軒を連ねていた。また会場には、協賛社のブースが設けられ体験コーナーや物販販売などが行われた。
ゴール付近には、ランナーへのふるまいコーナーが設けられ、お餅やイチゴ、トマトなどが配られ、久光製薬ブースではランナーにエアーサロンパスが配られた。