京王電鉄は、相模原線の新線建設にかかるコストに充てるため、京王多摩川~橋本間の乗車キロに応じて設定している加算運賃に関して、建設事業費の回収が進捗していることから、10月に引下げを実施する予定と発表した。
現在、相模原線京王多摩川~橋本間を乗車する場合や、同区間と他の区間にまたがって乗車する場合、基本運賃に加え、京王多摩川~橋本間の乗車キロに応じて運賃を加算(普通運賃の場合20~60円)している。改定後は加算運賃が廃止もしくは減額となる(普通運賃の場合は40円減額)。
なお、10月1日の実施が予定されている消費税率の8%から10%への引上げの際には、同社においても消費税率引上げ相当分を転嫁するための鉄道運賃の改定を予定している。相模原線の加算運賃の引下げは、この消費税率引上げに伴う運賃改定と合わせて行われる予定となった。