エン・ジャパンは3月12日、「社会人の学習習慣」に関する調査結果を発表した。調査は1月29日~2月25日、同社運営の求人・転職支援サービス「エン転職」の利用者1万2,017名を対象に、インターネットで行われた。
調査によると、これまでに仕事に関連した知識やスキルの学習に取り組んだことはある人は70%。具体的な学習内容を聞くと、「資格取得に必要な専門知識・スキル」(43%)、「職務に紐づく専門知識・スキル」(42%)、「Excel・Word・PowerPointなどのPCスキル」(32%)が上位となった。
学習方法については「読書」(45%)が最も多く、次点は「インターネットなどでの調査」(30%)。また、学習時間は「週に1~3時間未満」(61%)という人が非常に多く、6割を超えた。
次に、「学習していたことで、仕事上、良い変化はありましたか?」と質問したところ、「自分に自信が持てた」(38%)、「仕事の幅が広がった」(36%)、「仕事の精度が上がった」(28%)が上位に。
具体的には、「仕事を通して学ぶのも手だが、学問として、理論的に概念や構造をインプットすることは思考の整理に役立つ。また、一般的な考え方と自分の考え方を照らし合わせていくことで、人に自分の考えを伝えるとき、自信を持てるようになる」(32歳男性)、「学習の成果で業務スピードが上がり、今までよりも多くの仕事を任されるようになった」(26歳男性)、「今まで電気系の仕事でしたが、機械設計の学校に行ったことによって、希望していた機械系の仕事に就けた」(35歳女性)、「考え方のプロセスが変わり、より論理的な提案ができるようになった」(29歳男性)といった声が寄せられた。