ジャーナリストの池上彰氏とV6の井ノ原快彦がMCを務めるTBSの特別番組『宇宙プロジェクト2019』(3月13日20:00~22:00)のスタジオ収録がこのほど行われ、宇宙旅行に興味津々の出演者たちがJAXAの大西卓哉宇宙飛行士を質問攻めにした。
アポロ11号が月面着陸に成功してから50年。民間による月旅行計画や、NASAの有人火星探査計画が発表されるなど、「宇宙への旅」も現実味を帯びてきた。スタジオには、宇宙旅行に行ってみたいという岸優太(King & Prince)、沢松奈生子、千原ジュニア、本田望結がゲストとして出演。風船を使って宇宙を目指す日本の若きエンジニアや、北海道の町工場から宇宙を目指す“リアル『下町ロケット』社長”などの取り組みを紹介するVTRに、「こんなすごいことやっていたんだ!」「夢がある!」と感心し、宇宙から見える地球の様々な姿に、井ノ原も「地球から見るのと全然違う!」と感動していた。
宇宙旅行気分の高まりとともに、スタジオではゲストの大西宇宙飛行士への質問もエスカレート。「宇宙少年」で子どもの頃から宇宙の不思議に虜だったという池上も、井ノ原から「池上さんも少年時代に戻って(大西宇宙飛行士に)いろんなことを聞いちゃってください」と促されると、「そうしましょう!」と目を輝かせた。
出演者からは「宇宙服の値段っていくら?」「宇宙でいちばんおいしかった食べ物は?」「目薬はさせる?」など、次々に質問が飛び出した。「一番心配なのはトイレなんですけど・・・」という沢松の質問に、大西宇宙飛行士が「まず座るのが難しい。しっかり手を使って座って、ホースやトイレットペーパーも持つので、手が足りない感じ(笑)」と、リアルすぎる体験を交えた説明で笑いを誘う場面も。宇宙という未知の世界での生活に、出演者たちは終始興味津々だった。
さらに番組では、宇宙のニオイを再現したり、宇宙エレベーターのモデル機を動かしたり、様々な実験や実演も交えて宇宙の不思議を紐解いていく。また、NASAが機密扱いにしていたというアポロ計画の通信記録が昨年の夏に公開されたことを受け、アポロ11号の月面着陸の知られざる事実も紹介。他にも、井ノ原の宇宙飛行士訓練体験や、岸が「宇宙に最も近い場所」を目指すハワイ島ロケなどの模様も届ける。
池上氏は「本当に宇宙少年だった中学生時代を思い出して、改めてワクワクしました。特に、太陽系以外のいろいろな銀河の映像は、本当に美しくて感激しましたね。私が子どもの頃は、東京もあまり明るくなかったので、天の川が見えていて、満天の星だったのをおぼえています。岸優太さんがハワイで出会った古老が『宇宙には未来がある』と言っていましたが、ぜひ(この番組を見て)宇宙に思いをはせてほしいです」とコメント。
井ノ原は「多くの人が宇宙に関して調べているのに、まだまだわからないことがいっぱいあるということは、興味深いことですよね。宇宙への興味がつきないです。宇宙というと男の子の世界というイメージがあるかもしれませんが、美しい映像も多いので、女性にもぜひご覧いただきたいです」と語った。
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