小田急電鉄は8日、小田急線下北沢駅地下1階3・4番ホームのホームドアを3月30日始発から使用開始すると発表した。
同社は駅ホームにおけるホームドアの設置に関して、転落や列車との接触などの事故防止策として高い効果があるとし、2022年度までに1日あたりの利用者数10万人以上の駅にホームドアの設置を進める計画としている。
これまで新宿駅など終端駅以外の駅におけるホームドア設置について、列車を定位置に停車させるための課題があったことから、ホームドア設置の計画づくりとともに、定位置停止支援装置(TASC)の導入を進めてきたという。今後は途中停車駅においてもホームドアの設置計画を具体的に推進していく。
2019年度に代々木上原駅(1・4番ホーム)、東北沢駅、世田谷代田駅、梅ヶ丘駅でホームドア設置を予定しており、その後も2020年度に下北沢駅(地下2階ホーム)、2022年度までに新宿駅、登戸駅、新百合ヶ丘駅、町田駅、相模大野駅、海老名駅、本厚木駅、大和駅での設置を計画している。なお、藤沢駅は大規模改良工事に合わせて整備を計画するため、時期は未定とされている。