エン・ジャパンはこのほど、同社が運営する「エン転職」で「面接準備」について行ったアンケートの結果を発表した。同調査は2018年12月27日~2019年1月28日、転職活動で企業の面接を受けたことがあるユーザー9,066名を対象に、インターネットで行われた。

  • 面接準備としてやっておいたほうがよいと思うことは何ですか?(複数回答可)

面接準備としてやっておいたほうがよいと思うことを聞くと、「履歴書・職務経歴書の確認(不備や誤字脱字など)」(73%)が最多となった。

理由としては、「意外に履歴書、職務経歴書の誤字脱字は多い。手書きの場合はミスがよくあるので、冷静に見直したほうがいい」(24歳男性)、「誕生日を迎えて年齢が変わったのに、そのまま提出してしまったことがありました」(31歳女性)などの声が寄せられた。

第2位は「想定される質問への回答内容の準備」(70%)。

「なんとなく聞かれそうなことをその企業の口コミなどをみて考えておくと、当日焦らずにすみます」(24歳女性)、「退職理由の内容は、受け入れられる企業と受け入れられない企業がある。あらかじめ2通りの回答を用意し、状況に応じて使い分けが必要だと思う」(37歳男性)という声があがった。

第3位は「自身が質問したい内容の準備」(62%)となった。

「質問はありますか?という問いに、特にありませんと答えると興味を持っていないと思われるので、質問は2、3個用意するようにしています」(28歳女性)、「企業への質問が用意不足だと、気持ちが伝わらずに面接を終えた気持ちになります」(41歳男性)などの意見が見られた。

転職活動中、企業との面接で聞かれたことがある質問は、トップ3は「志望動機」(86%)、「現職(前職)の仕事内容」(80%)、「退職理由」(72%)となった。

  • 企業との面接で聞かれたことがある質問を教えてください(複数回答可)

企業との面接で、うまく回答できなかった質問では、「“何か質問はありますか?"という質問」(25%)が最多だった。

理由については、「面接の前に、ある程度企業研究もしているので、あまり企業に対して質問はない。仕事は実際に働いてみないとわからないことが多いと思うが、質問をしないと志望意欲が低いと思われそうで、無理にでも何かを聞くようにしている」(41歳女性)などの声があがっている。企業への質問も採用結果に影響すると考え、回答に悩む人が多いようだ。

  • 企業との面接で聞かれたことがある質問のうち、うまく回答できなかった質問はありますか?(複数回答可)

その他の、“何か質問はありますか?"という質問に悩んだ理由では、「事前に質問を4つほど用意していましたが、面接当日、話の中で解決してしまい、面接後半での逆質問では面接時に気になったことしか聞くことができませんでした」(26歳男性)、「実際、どこまで突っ込んだ質問をしていいのかわからなかった」(27歳女性)、「最終面接において"何か質問はありますか?"という問いに、『ありません』と答えたら、『うちに興味がないの?』と言われてしまった」(31歳男性)といったコメントが寄せられている。