女優の二階堂ふみと、アイドルグループ・KAT-TUNの亀梨和也が、4月スタートのフジテレビ系ドラマ『ストロベリーナイト・サーガ』(毎週木曜22:00~)でダブル主演を務めることが9日、分かった。
誉田哲也氏の大ベストセラー警察小説『姫川玲子シリーズ』を原作に、竹内結子主演で映像化(2010年SPドラマ、12年連ドラ、13年映画)された『ストロベリーナイト』が、キャスト・スタッフを一新し、映像化されていない最新エピソードを加えてリメイクする今作。竹内が演じた、ノンキャリアでありながら27歳という若さで警部補に昇任した警視庁捜査一課殺人犯捜査第十係主任・姫川玲子を二階堂が、西島秀俊が演じた姫川の年上の部下となる巡査部長・菊田和男を亀梨が演じる。
初の刑事役となる二階堂は「ドキドキしております。原作ファンの方々にも楽しんでいただけるような作品にできたらと思います!」とコメント。亀梨については「バラエティ番組で一度ご一緒させていただいたのですが、とても優しい印象を持っております。シャープで知的な亀梨さんからたくさん学ばせていただきたいです」といい、「初めての挑戦が盛りだくさんの作品になると思います!」と意気込んだ。
一方の亀梨は「原作・前作ともに人気のあるその重みを作品に良い形でつなげられるよう、僕自身も良いプレッシャーの中、作品に良い影響を与えられるようスタッフさん・共演者の方々と心を一つに作っていきたいと思います」と抱負。二階堂については「独特な才能・センスを感じながら拝見させていただいていました。今回ご一緒させていただく中で、二階堂ふみさんのその部分を感じながら、役柄同様に心強い存在になっていけたらなと思っています」と期待を寄せている。
そして、武田鉄矢を演じた姫川の天敵の警視庁捜査一課殺人犯捜査第五係主任(警部補)・勝俣健作には、江口洋介が決定。「事件の深層、人間の闇を深く掘り下げる様は、フジテレビ連続ドラマ史上、最もエッジの効いた作品だと思います。この世界観に携われることをうれしく思っています」と喜びを語った。
原作の誉田哲也氏は「まず私がフジテレビさん側に申し上げたのは、“前作を越えなければいけないんですよ”ということ。決定したキャスト表を拝見し、なるほど、生ぬるい前例踏襲はしない、やるなら全く新しい『ストロベリーナイト』を作りたい、という意気込みを感じました」と評価。
編成企画の渡辺恒也氏は「「平成から新しい時代へと移ろうとしているまさにこの春、“今”の社会を象徴することができるような骨太のエンターテインメントを企画したいという思いから、今もなおシリーズが続いている『姫川玲子シリーズ』を、再びドラマ化することを提案しました」といい、「多彩なキャラクターたちの物語を、一続きのサーガ(=英雄伝)として作っていきたいと思います」と話している。