クラウドワークスは1月7日、「フリーランスエンジニア働き方調査」の結果を発表した。調査は2018年11月5日~8日、エンジニア歴3年以上かつフリーランス歴1年以上のエンジニア206名を対象に、インターネットで行われた。

はじめに、フリーランスになった理由を尋ねたところ、「収入を増やしたい」(61.2%)、「プライベートの時間を増やしたい」(53.4%)、「取り組む仕事を選びたい」(47.1%)、「通勤の煩わしさから解放されたい」(36.9%)が多く挙がった。

  • フリーランスになって感じたメリット

    フリーランスになって感じたメリット

実際にフリーランスになってみて、どのようなメリットを感じたかを聞くと、「取り組む仕事を選べる」(56.3%)や「収入が増えた」(53.4%)が5割を超え、次いで「通勤の煩わしさから解放された」(43.2%)、「自分のスキルで勝負できる」(40.3%)、「エンジニアとしてスキルや知識が向上した」(39.8%)と続いた。

参画する企業を選ぶうえで重視していることについては、「働き方の柔軟さ(稼働日数が4日以下可能、リモート可能など)」(90.3%)や「単価の高さ」(70.9%)が上位に。また、今まで参画した企業の環境で良かったと感じたものは、「働き方の自由度」(49.5%)、「成果物に対する適切なフィードバック」(39.3%)、「パソコンなどのインフラ提供」(30.1%)が上位に並んだ。

  • フリーランスになってからの収入と生産性の変化

    フリーランスになってからの収入と生産性の変化

次に、年収400万円以上(134名)の人を対象に、フリーランスになって収入に変化があったか尋ねたところ、73%が「収入が上がった」(73%)と回答。「下がった」という人は9%だった。

また、生産性の変化についても聞くと、51%が「生産性が向上した」と回答。そう思う理由としては、「生産性が収入に直結するという意識の変化があった」「ミーティングなどエンジニアリング以外の時間が減った」「家事を手伝うようになり、仕事をする時間自体が減った」といった声が寄せられた。

一方、生産性が「低下した」という人は11%。理由としては、「自分のペースでアウトプットするようになったため」「得意分野のフリーランスの需要が少ないから」「仕訳入力や請求書作成などの事務作業が増え、プログラマとしてやること以外の作業が増えた」などがあがった。