ベビーカレンダーはこのほど、子育て中の女性699名を対象に「ママたちの乳児用液体ミルクに関する意識調査」を行った。その結果、乳児用液体ミルクを使ったことがあるママはごく少数だが、使ってみたいと興味があるママは約8割いることがわかった。
最初に「乳児期の赤ちゃんの栄養は何ですか?」と質問したところ、38%が「母乳のみ」と回答。次いで「母乳とミルク混合(母乳中心)」が32%、「母乳・ミルク混合(ミルク中心)」が13%、「母乳・ミルク混合(半々)」が9%と回答し、合計すると62%のママは母乳・ミルク混合栄養で育てているということがわかった。
次に「乳児用液体ミルク」について質問したところ、すでに使ったことがあるママは4%と少なかったが、使ったことがないママに使ってみたいかを聞いたところ、77%が使ってみたいと答えており、関心の高さを伺わせる結果となった。
使ったママたちの感想は、良い点としては「祖父母に預けるときに便利」「自由な時間が増えた」などがあった一方、不便だった点としては「少しだけあげたくても、飲み残しはすべて破棄しないといけないのがもったいないと思った」という声があがった。
液体ミルクを使ってみたいというママたちに、どんなときに使ってみたいかを質問したところ、一番多かった回答は「災害用の備蓄、避難グッズとして」が58.8%、次に「お出かけするとき」が48.5%、「家族や委託した保育者に赤ちゃんを預けるとき」が28.6%と続いた。
また、ミルク育児をしているママたちに「粉ミルクが不便だと感じるのはどんなところですか?」と質問したところ、一番多かった回答は「哺乳瓶などの手入れが面倒」が66.2%で、「調乳に時間や手間がかかる」が65.1%、「外出時の荷物が多い、重い、かさばる」が60.4%と続いた。
上位3つの回答は6割以上のママが不便だと感じており、粉ミルクでの育児が負担になっていることがわかる。お湯を沸かして冷ますといった調乳の手間、夜間授乳の負担などを軽減できる「乳児用液体ミルク」は、育児の負担を軽くできる可能性があるようだ。