伝説のユニット「はっぱ隊」が、フジテレビ系バラエティ番組『ネタパレ 元旦!売れっ子だらけのネタSP』(31日深夜0:45~2:45)で、同局で8年ぶりに復活する。マイナビニュースでは、今月行われた収録の現場に潜入。そこにはコントキャラ同様、どんなことにも前向きに立ち向かう男の姿があった――。
はっぱ隊は、コント番組『笑う犬の冒険』(1999~2001年)から生まれたユニット。落ち込んでいる人のもとへ、どこからともなく裸一貫で股間に葉っぱ1枚という姿で現れ、「やった! ○○したぞ!」と喜ぶと、両手で軽いガッツポーズを決めながら片足交互に独特のステップで「やった!やった!」と弾みだし、沈んでいた人を元気にしてしまうというキャラクターだ。
コントの最後には、DANCE☆MANが作曲した「YATTA!」に乗せて歌とダンスのパフォーマンス。2001年にはCDデビューも果たし、オリコンチャートで最高6位を記録した。
オリジナルメンバーは、ウッチャンナンチャンの南原清隆を“隊長”に、ネプチューン(名倉潤、堀内健、原田泰造)、ビビる(大木淳、大内登)という面々だったが、今回は「はっぱ隊2019 - NEW YEAR -」と銘打ち、南原隊長のもとに、ビビる大木のほか、EXIT・兼近、かが屋・加賀、きつね・大津、ヒガシ逢ウサカ・今井、四千頭身・後藤&都築という若手芸人たちが集結。
別日に行われたリハーサルで、若手芸人たちは「YATTA!」の振付を担当したカーニバル三浦氏から直々の熱血スパルタ指導。そこに合流した南原隊長は、自らデモンストレーションを披露し、一同から賞賛の嵐を受けた。さらに、今回のオリジナルポーズを四千頭身・都築やヒガシ逢ウサカ・今井が考案して南原からアドバイスを受けるなど、活気あふれるリハーサルをへて、いよいよ本番に臨む。
『ネタパレ元旦SP』の幕開けを飾るはっぱ隊。相方の内村光良が『NHK紅白歌合戦』で総合司会を務めた1時間後、裸でテレビ画面に映ることになる南原は、本番前にメンバーを集めて円陣を組むと、「新年早々スタジオコント、いいじゃん!」と、はっぱ隊のノリで士気を上げた。
その後は念入りにストレッチを行い、隊長は曲のタイミングを細かくチェック。早速通して撮影してみると、激しいダンスにメンバーたちは息も切れ切れで、スタジオに呼吸音が響く。
TAKE2に入ると、南原と大木は、登場シーンでアドリブをかまして笑いを取り、さすがのベテランの腕を披露。それを見せられた若手たちは、ディレクターから「もうちょっと何かほしいなぁ…」と要求を受けながら、必死に食らいついていく。
そんな彼らを鼓舞するかのように、南原は、5分休憩の声がかかると「やった! 5分も休憩だ! 振り付けを勉強できる!」、若手がNGを出ても「やった! もう1回できるじゃないか!」と常にはっぱ隊の心を忘れずポジティブ。一方で、GREENの「G」ポーズを、細かくアドバイスする姿なども見られた。
撮影の合間には、手応えを感じた大木が「東京五輪、どうにかならないですかね?」と意欲を示し、南原も「バズったら応援ソングでいいよな」と乗る場面も。しかし、即座に「国によっては裸NGだね」と冷静になっていた。
わずか5分の放送時間に、コントセットとライブセットを建て、別日に歌とダンスのリハーサルを実施した今回。本番の収録時間は、約1時間半にもおよび、スタジオは終始熱い空気に覆われていた。
そんな姿に、現場に立ち会ったスタッフからは「『笑う犬』がテレビの仕事をするきっかけの1つで、その中でも特に印象的なのが『はっぱ隊』だったので、あらためて自分の根本を思い出しました」という声も。「歌詞も『葉っぱ一枚あればいい』『生きているからLUCKYだ』など、おしゃれな言い回しで、色んなことを気付かされます。あらためて見ると深いですよね」と、感慨深く語っていた。
今回の設定は、『ジャニーズカウントダウン』コンサート終わりの楽屋で、ダンスをミスして落ち込んでいるNEWS・増田貴久を、はっぱ隊が励ますというもの。ラストに、増田の身にまさかの異変が起きるという衝撃の展開が待っている――。
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