日本能率協会は12月6日、「組織活力とマネジメント意識調査」の結果を発表した。調査は10月19日~28日、全国の部長・次長・課長層400名(部長次長200名、課長200名/男性385名、女性15名)を対象に、インターネットで行われた。

  • 自身がマネジメントしている部・課は、現在活気があると思いますか?

    自身がマネジメントしている部・課は、現在活気があると思いますか?

「自身がマネジメントしている部・課は、現在活気があると思いますか?」と質問したところ、71.8%が「活気がある」(「とても活気がある」「活気がある」「少し活気がある」の計)と回答。そう思う理由として、「困ったときの助け合い」「情報共有や学びあい」「創意工夫」ができている点が多く挙がった。

  • 日頃のマネジメントの悩み

    日頃のマネジメントの悩み

日頃のマネジメントの悩みについて教えてもらったところ、「特定の人に仕事が偏ってしまう」(40.5%)が非常に多かった。次いで「新しい発想・チャレンジができていない」(22.0%)、「部下が育っておらず、仕事を任せられない」(20.3%)と続いた。

また、日頃、マネジメントをするうえで心がけていることを聞いたところ、「責任は自分でもつこと」(32.0%)が最も多く、次いで「部下育成をすること」(28.5%)、「部下の仕事ぶりをよく見ること」(25.8%)と続いた。

  • 自身が身に付けたい、部下に身に付けてほしい能力・資質

    自身が身に付けたい、部下に身に付けてほしい能力・資質

次に、自身が身に付けたい能力や資質を尋ねたところ、「コミュニケーション力」(31.0%)、「統率力」「コーチングスキル」(ともに26.5%)が上位に。

一方、部下に身に付けてほしい能力・資質は、「チャレンジ精神」(40.3%)が最も多く、次いで「積極性・主体性」(37.8%)、「コミュニケーション力」(26.0%)、「創造力」(24.3%)、「協調性」(24.0%)と続いた。

最後に、「風通しがよいと思う企業」を自由回答形式で聞いたところ、126社の回答が寄せられた。その結果、1位は「Alphabet(Google)」で断トツの28票を獲得。続く2位は「ソニー」「サントリー」「Apple」(共に9票)、5位には「ZOZO」と「Amazon」(共に7票)がランクインした。