若手漫才師の王座決定戦『M-1グランプリ2018』の王者となったお笑いコンビ・霜降り明星が2日、東京・六本木のテレビ朝日で優勝会見に臨み、喜びを語った。
率直な感想を問われると、せいやが「正直、相方は楽屋で泣いてたんですけど、大きな結果すぎて僕の体が受け入れられていないです。今も夢を見ているみたいです」と語り、粗品は「結果発表後、せいやと2人きりになるタイミングがあったんですけど、そこが一番うれしかったですね。もっと相方とかみしめたいです」と喜んだ。
せいや26歳、粗品25歳と、ともに平成生まれであり、史上最年少での『M-1』王者となった。粗品は「やっぱりお笑い界が高齢化と言われている中で、自分たちのような20代のコンビが優勝できたのは、気持ち良かったです」と振り返り、せいやは「若い力の、まだ粗いけど面白いというのを見せていけたらいいですね。次の世代をつくっていきたいです」と抱負を述べ、「平成生まれで平成最後をとれたのは運命を感じます」とコメントした。
賞金1,000万円の使い道については、粗品が「母ちゃんが欲しいものを10個買ってあげたいです。あとは仲良くしている後輩が借金で苦しんでいるので、立て替えてあげたいです」と話し、せいやは「ネタでもやりましたけど、じいちゃんとばあちゃんに豪華客船に乗せてあげたいですね」と明かした。
今年は、結成15年以内のプロ・アマ4,640組がエントリー。決勝戦は、おみくじ「笑御籤(えみくじ)」で当たった順で、見取り図をトップに、スーパーマラドーナ、かまいたち、ジャルジャル、ギャロップ、ゆにばーす、ミキ、トム・ブラウン、霜降り明星、和牛が熱戦を繰り広げた。霜降り明星は、2013年結成。初の決勝進出で、見事にチャンピオンとなった。