ものまねタレントのミラクルひかるが10月27日、東京・フジテレビ湾岸スタジオで開催された同局のトークイベント『久保みねヒャダこじらせライブ VOL.13』の夜公演に登場し、ネタ作りの裏話を明かした。

  • (左から)能町みね子、久保ミツロウ、ミラクルひかる、ヒャダイン

漫画家の久保ミツロウ、コラムニストの能町みね子、音楽プロデューサーのヒャダインによる『久保みねヒャダ』だが、ミラクルは今回が初登場。胸元に大きく「MVP」と書かれたワンピースを身にまとい、「なんか文字の書いてある服を自前で持ってこようと思ったら“MVP”って書いてあって、ちょっと恥ずかしいです。なかなか袖を通すことはないんですけど、いざという時に着ようと思って」と、気合十分の様子だ。

早速、ウェルカムドリンクならぬ“ウェルカムものまね”として、宇多田ヒカル、工藤静香を立て続けに披露し、至近距離で見た久保は「手品見てるみたい!」と大感激。その後も、YOU、森泉、松任谷由実、沢尻エリカ(身振りのみ)、ラップ選手権に出場した小学生というトークものまねに、UA、稲垣潤一、中島美嘉、篠原涼子、新田恵利、のどの調子が絶不調の持田香織といった歌唱ものまねなど、次々にネタを繰り出して会場の爆笑をさらった。

また、能町が好きだという「青汁のおばさん」(青汁の通販CMで体験談を語る人)というマニアックものまねは、「中学生の頃からやってる」と、年季の入ったネタであることを告白。学生時代から打ち込んでいたものまねの原点は、やはり学校の先生だったという。

他の人がやっているものまねの表面だけを模倣したようなネタに対しては、「あぁ~やだ! 浅い!」とバッサリ。ある持ちネタについて、「ああいう表情をするにも、いろいろ理由があるわけだよ! 女優さんならではの男らしい気持ちもありながらも、やっぱりかわいいと思って見られて、それに夢を崩したくない、だから少し声のトーンも上げる。長身で顔もちっちゃくて今だからチヤホヤされるけど、たぶん高校時代とかは『デカい女』とか言われてたりいろいろあるわけじゃないですか! そういうところも分かった上でやってるんですよ!」と怒涛のように力説し、「深いんですよ!」とネタ作りのこだわりを強調した。

それだけに、ものまねした本人が不快に思ってるというウワサが流れてくると、「めっちゃヘコみますよ、リアルに」と吐露。「研究しすぎて入り込んじゃってる部分もあるので…」と、愛情を注いだゆえに切なくなる心情を打ち明けていた。

他にも、放送できない危ないネタをどんどん投下しながら、大盛り上がりで公演は終了。この模様は、11月17日深夜にフジテレビで放送。次のライブは12月2日に行われ、夜公演にはハライチの岩井勇気がゲスト出演する。