あきんどスシローは11月14日~12月9日までの期間限定(期間限定商品はなくなり次第終了)で、さまざまなとろを堪能できるフェア「御礼! 大とろ祭」を開催する。大とろと聞いて胸が高鳴らない人はいないだろう。ど田舎出身の筆者も例に漏れず、「オラワクワクすっぞ~」と足取りも軽くスシロー店舗に向かい、開催前に一足先に実食してきた。寿司界の横綱・大とろの“揃い踏み”の実力やいかに。
「大とろ」なのに価格は税別150円~300円
高級品のイメージが強いお寿司の中でも最上位に位置する嗜好品「大とろ」。今回その大とろが税別150円~300円と財布に優しい金額に抑えられており、スシローの担当者も「これだけ食べられたら赤字ですよ」と苦笑いを浮かべるほどの大盤振る舞いだ。食べたら幸せが確約されているといっても過言ではない、全5種類の“大とろ様”とさっそく対面といこう。
横綱はたたずまいから違った!
地中海産の200キロを超える本まぐろの大とろを贅沢に使用した「特ネタ大とろ」(税別150円)。「本来なら倍の値段で提供したい(泣)」というほどの今回の大本命は、口に入れた瞬間に上品な脂がジワッ~と広がり、濃厚な旨味はしばらく余韻を楽しめるほどだ。担当者には申し訳ないが、あえて言おう「ぜひとも見かけたら一目散に食べてほしい」。
「この組み合わせはズルい!」と真っ先に思ってしまったのが「みすじ&大とろ」(税別300円)。ローストビーフにした希少部位のみすじと、大とろが重なりあった贅沢な一品は満足感を得られること間違いなし。上質な肉と魚の脂が混ざり合い、西洋わさび醤油が脂の強みをほどよく抑えていて酢メシとの相性は抜群だ。
アトランティックサーモンの特に脂乗りが良いお腹の部位を贅沢に使用して提供されるのが「大とろサーモン」(税別150円)。シャリを覆い隠すほど、大きく分厚くさばかれており、サーモン好きにはたまらない。見た目を裏切らない潤沢な脂は、口いっぱいに広がり、深みのある旨さを堪能することができる。
大とろは大とろでも、さっぱりとした風味を楽しむことができるのは「大とろぶり」(税別150円)。新鮮なプリッとした身と皮の間の旨味は、とろけるような食感と共にスルッと喉を駆け抜け、何皿でもいけるような印象が残った。
海苔にもこだわり
大とろシリーズの中で、唯一手巻き寿司として登場するのが「極上海苔の大とろ手巻き」(税別300円)。パリパリとした音も楽しい香り深い一番摘みの極上海苔を使用し、本まぐろをこれでもかとぎっしり詰め込んだ贅沢な一品。噛めば噛むほど奥から濃厚なまぐろの旨さが溢れ出し、1本食べ終わるとかなりの満足感があった。
キラキラ輝く国産天然モノ
今回大とろだけでも大満足なのだが、さらに嬉しいもう一品が、北海道の新物のいくらをふんだんに使用した「北海道産上いくら」(税別150円)。いくらの新物は皮がやわらかく、口の中ですぐにとろけてしまう。醤油漬けされたいくらの濃縮された旨味が次々に弾けて、何度も口の中を楽しませてくれた。
食べて美味しい見て楽しい
スシローファンであれば、サイドメニューの力の入れようは周知の事実かもしれないが、味の良さはもちろん見た目も一切手を抜かず、今回は「インスタ映え」まで狙っているという……。徹底したお客様ファーストに頭が下がる。
そんな食べて美味しい見て楽しいメニューが、驚くほどチーズが伸びる「モッツァレラチーズ天ぷら」(税別150円)。「どこまで伸びるんだ!」と目を丸くする人が続出するであろう見た目だけでなく、味の方もサクサクの衣とチーズの相性は抜群。ぜひ楽しい思い出の一枚に加えてほしい。
お寿司を存分に堪能したところで、締めのスイーツとして満を持して登場したのが「たっぷりりんごのキャラメルパフェ」(税別280円)。カップから大きくはみ出したりんごのシルエットが可愛らしく、こちらもインスタ映えを狙って開発されたという。フレッシュさを損なわないよう、りんごは全て店内で手切りにして味にもこだわりをみせる。キャラメルソースと塩キャラメルアイスに、たっぷりのりんご果汁ジャムを加えた爽やかな甘さは、老若男女問わずオススメしたい。
今回のフェアは、憧れの大とろがお手軽価格で楽しめるという太っ腹企画。師走に向けて忙しくなる前の景気づけにぜひ足を運んでもらい、美味しさに酔いしれてほしい。
※商品により販売期間が異なり、東京都内の一部店舗は品目・価格が異なる