花王リセッシュは9月12日、汗とニオイに関する調査結果を発表した。調査期間は2018年8月17~20日、調査対象は20~50代の有職者で、有効回答は800人。

  • 1日の中で、最も自分の臭いが気になる時間帯を教えてください

    1日の中で、最も自分の臭いが気になる時間帯を教えてください

普段気になるニオイの種類を聞くと、1位「汗のニオイ」(75.0%)、2位「生乾きのニオイ」(42.4%)、3位「タバコのニオイ」(41.8%)との順に。男女差を調べると、「汗のニオイ」は13.0ポイント、「生乾きのニオイ」は17.8ポイント、「タバコのニオイ」は14.5ポイントも男性より女性の方が多いことがわかった。

続いて気になるニオイの種類で1位だった「汗」について尋ねたところ、「自分が汗をかきやすい」と答えた割合は71.4%に上り、気温の下がる秋冬でも50.0%が「汗をかきやすい」と回答した。

汗をかいたときにどれくらいニオイが気になるか質問すると、「体のニオイが気になる」という人は77.6%、「服のニオイが気になる」という人は79.0%となった。

普段から実施している汗のニオイ対策は、1位「制汗防臭剤・デオドラント剤を使う」(55.0%)、2位「汗ふきシートなどウエットタイプの専用シートを使う」(42.3%)、3位「ハンカチやタオルでこまめに汗をふく」(36.0%)。一方、服のニオイ対策として「衣料用の消臭スプレーを使用する」人は26.3%にとどまった。

また、1日の中で最も自分のニオイが気になる時間帯は、「15~16時前後」が最も多く18.0%。次いで「18時以降」が17.5%、「14~15時前後」が16.9%と続いた。

内科医・認定産業医の桐村里紗氏は「1日着用している服は、汗や皮脂、垢や汚れを吸い取り、それをエサにした常在菌が繁殖していくことで、ニオイ成分が蓄積していきます。通勤や食事、労働などによる発汗の度にニオイ成分が増え、不安が増幅する要因になっていると考えられます」と話している。