アンテリオは9月10日、50~70歳代のシニアの生活や健康に関する意識と実態に関する調査結果を発表した。調査期間は2018年4月11~27日、有効回答は1,282人。

  • あなたご自身の生活について、現在悩んでいることをお答えください※複数回答

    あなたご自身の生活について、現在悩んでいることをお答えください※複数回答

自身の生活において現在悩んでいることを聞くと、50~70歳代の各性・年代のすべてで「自分の健康」(42.5%~59.5%)と「家族の健康」(31.5%~55.8%)が3位内に入り、特に「自分の健康」は60・70歳代の男女で1位となった。また50歳代女性では5位に「家族の介護」(23.0%)がランクインしたほか、70歳代男性では「身の回りの安全や生活環境」(12.9%)を挙げる人が多かった。

関心があったり気になったりしている症状を尋ねると、男性は50~70歳代で「老眼」(34.5%~53.4%)と「高血圧」(34.9%~43.9%)がランクインし、年代が上がるにつれ、「筋力の低下」(60代33.2%、70代35.0%)や「排尿のトラブル」(50・60代ランク外、70代35.6%)への関心が増えた。一方、女性はすべての年代で「物忘れ」(44.2%~51.8%)と「筋力の低下」(38.8%~40.8%)が上位に入った。

健康のために行っていることとして、最近1年以内における体重測定、血圧測定、運動の頻度を聞くと、70歳代男性では3項目とも「ほとんど毎日」(26.0%~31.1%)が最多となった。特に運動については、「ほとんど毎日」「週に4~5日程度」「週に2~3日程度」を合わせると、7割近い68.9%がなんらかの運動を定期的に行っていた。

同社は「(男性は)退職することで得られた余暇を、日々の運動や体重測定、血圧測定などといった健康のための活動の時間に充てているようです」と推測している。