資生堂グループのブランド「クレ・ド・ポー ボーテ」はこのほど、30~50代の女性1,000名を対象とした「フェイスラインのケアに関する意識調査」の結果を発表した。調査結果によると、他人のたるみは気になるのに、自分のたるみは気づきにくく、多くの女性が満足のいくケアを行えていないという実態がわかった。

  • ご自身の肌悩みで現在気になることは(複数回答)

女性たちに、自分自身の肌の3大悩みを聞いたところ、一番多かった答えは「シミ・そばかす」の53.1%。「フェイスラインのたるみ」は5番目の20.5%という結果だった。

  • 「フェイスラインのたるみ」ケアの実態(複数回答)

「フェイスラインのたるみ」ケアについて聞いたところ、この結果を裏付けるように、特にケアを行っていないという答えが約6割近い59.9%だった。「フェイスラインのたるみ」については意識している人も、ケアを行っている人も少なく、エイジングケアとしては見過ごされているという結果になった。

  • 自分以外の女性の肌を見たとき、年齢を感じるポイント(複数回答)

一方で、自分以外の女性の肌を見た時の年齢を感じるポイントについて聞くと、一番多かった答えは「ほうれい線」の59.4%だったが、「フェイスラインのたるみ」が44.4%で2番目になっており、自分で感じる悩みの約2倍だった。自分では気にしていなくても、他人は「フェイスラインのたるみ」をエイジングダメージと捉えているようだ。

  • 自己認識と他者認識の違い

今回の調査で、「フェイスラインのたるみ」は、自分で思っているよりも他人に見られているということがわかった。また、ケアをしている人でも、現在のケアに満足していない人は85%以上で、その理由は「どのような対策が効くのかがわからないから」という答えが多かった。

資生堂ライフサイエンス研究センター江連智暢主任研究員は、「たるみは正面から鏡を見るだけではわかりづらく、多くの人がその深刻さに気がついていない。顔の印象を左右するので、適切なケアが必要。そのためには、自分にあった化粧品や、マッサージ、エクササイズなどの正しい方法を取り入れて、予防・改善に取り組んでほしい」と話している。